星を撒く
星を撒く / 感想・レビュー
きりぱい
子供に贅沢させることの是非はあるけれど、人間を豊かにしたり大人になってなぐさめになったりするのは、実は贅沢の記憶ではなくて、そうさせてくれた親心、「愛された、という自信の記憶ではないか」というくだりに、は~なるほど・・親の思いに対して可愛げのない子供になってしまう構図にも、我が身を振り返ってちょっとじんとくる。そんな風に沁みてくる話もあれば、主婦にとって気持ちいいところと痛いところをびしびし突かれて同感しきり。どれもそれぞれによかったけれど、「とりあえずお昼」と「虫の居どころ」が特に好き。
2011/12/16
千頼
こんな友達がほしい。こんな先輩がほしい。わかるわかるの連続だったりスカッとしたりするものがある。田辺聖子さんの文章読んでると、なんかきれいな日本語つかいたくなる。このエッセイ読み終えた今は「あらまほしい」を口癖にしたい‥。古語のようで普通の言葉だもんな。【図書館本】
2023/01/04
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