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徴笑みながら消えていく

徴笑みながら消えていく

徴笑みながら消えていく

作家
銀色夏生
出版社
KADOKAWA
発売日
1989-11-01
ISBN
9784048832496
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徴笑みながら消えていく / 感想・レビュー

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自分が持ってる銀色さんの作品はほとんどが文庫本なんだけど、これだけは単行本。イラストや手書き文字の詩集が多かった中、こちらでは写真が豊富に使われ、文字も印刷文字。銀色さんの詩はいつも空や海のイメージがあるのだが、この詩集も空の写真が多い。月、木々や草原の緑、草や花々、そういう被写体にしても言葉にしても、自分が10代の頃からいかに強い影響を受けていたのか、あらためてこの本を読み返してみて気づかされた。

2014/07/06

かりさ

28年前からずっと私の心の拠り所になってくれてる銀色夏生さんの本。今宵はどうしようもない寂しさで泣きそうで…また拠り所になってくれてます。寂しいは幾つになっても慣れなくて寧ろ大人になるにつれて寂しさに切なくなる。綺麗な風景がより悲しみのさざ波を震わせるように、涙の色が心のぽっかりを映し出すように、そして銀色さんの言葉がそっと寄り添ってくれる。「約束しなくても また明日 会える 約束しなくてもまた明日会えることがどんなにいいことか 約束しなければもう次に会えないという身の上になってみてつくづくよくわかる」

2018/02/18

湘子

銀色さんの詩集の中でもとても印象に残る言葉が多い一冊。「だれもいないから淋しいのではない だれかいれば淋しくなくなるのではない だれでもいいからだれか ではけしてない ほかのだれでもないあなただからだ」にじんときた。あとがきに「風景のようにきれいで静かな本を作りたくて作りました」とあるように、ふんだんに使われた空・花・木々の風景写真がとっても綺麗で、見てるだけで心地いいです。ハードカバーでもあり、私のとっておきの一冊。

2013/04/03

ann

詩も好きだけど、写真も好きだから。雨の日の写真は特にずっと眺めてる。生暖かい匂いの春の雨が待ち遠しい。

2016/02/21

もんぺ

15歳のころ、初めて出会った銀色夏生さんの本。どのページからも伝わってくる胸に突き刺さる切ないキモチ。。。どこかノスタルジックな写真たち。何度も何度も読み返すうちに、本はボロボロになってしまったけれど。うまく言葉にすることができない、そんな想いがたくさんちりばめられています。恋するひとに。。。

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