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迷宮逍遥

迷宮逍遥

迷宮逍遥

作家
有栖川有栖
出版社
KADOKAWA
発売日
2002-09-01
ISBN
9784048837675
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迷宮逍遥 / 感想・レビュー

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Yuki

本当は文庫で読んだのだけれど、データがないのでこちらで。表紙の赤い花と鍵の組み合わせがとても美しい。有栖川有栖氏がデビュー前も含めて様々な作品に書いた解説を集めた本。解説も面白かったが、真ん中ほどにあった山口雅也論が非常に濃かった。他のエッセイに出てきた「入院中に書いた解説」も収録されており「ほほぉこれがあの」と感心したり。「殉教カテリナ車輪」(復刊しませんかね)の解説において、飛鳥部勝則氏に「大男」「中世のキング」と例えられて困惑するところで笑ってしまった。そしてやはり、鮎川哲也愛はこの本でも熱かった。

2018/08/12

タカギ

有栖川有栖の文庫解説集・第1弾。文庫解説ではない「山口雅也論」はラジオDJ風で読み応えたっぷり。解説は創元推理文庫のものが多い。大の鮎川哲也フリークで、その推挙を受けて作家デビューしていることなどから、巨匠・鮎川に関するものも多い。気になったのは森村誠一、山田風太郎、吉村達也。手に入れば読みたい…。『生ける屍の死』は持ってはいるので、厚さに怯えず近々読もう…。

2020/08/20

そーいち

有栖川有栖先生の文章が好きだ。改めて最近、気が付いた。ということで現在は小説に加えてエッセイをチビチビ集めて読んでいる。こちらは巻末によくある「解説」をひとまとめにした本。これを読むと有栖川さんがいかに本格ミステリが好きで、国内でいうと鮎川哲也さんが好きということが伝わってくる(それだけ解説をされている)また、関西の方ならではのツッコミがちょくちょく入るのでクスっと笑ってしまうのだ。これからも楽しい小説や解説、よろしくお願いします。

2021/12/11

chisarunn

主に文庫本の解説として書かれた文章の再録。読んでいるものも多かった。だが、忘れているもの、未読のものが読めるのでこういう本の意義も大きいのだろう。山田正紀「謀殺の弾丸特急」の解説?など著者が鉄ちゃんだと知っているのにここまで熱く書けるのか!と、山田正紀を買いに走りたくなった。(弾丸特急は未読)

2022/06/03

なにも

〈いわゆる解説〉集。有栖川有栖氏の書くあとがきが好きなので、図書館でたまたまこの本を見つけてとても嬉しかった。ミステリを読んでいればより一層面白かっただろうけれど、まったくといっていいほど読んでいない私でも(ミステリは有栖川有栖作品しか読んだことがない)楽しめた。読んでみよう!と思う作品も幾つかあって収穫も多い。誰かが好きなことを語る姿はキラキラしていて、見ていてすっとする。そして純粋に、彼の紡ぐ文は読んでいて飽きない。

2018/07/28

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