走ろうぜ、マージ
走ろうぜ、マージ / 感想・レビュー
KAZOO
馳さんの犬関連の本3冊目です。これはご自分の経験を書かれているものでした。2代とも同じ犬種でしかも同じ病気で亡くなったことを文庫版のあとがきで知ることができました。私自身と完ぺきに重なって(今は三代目ですがすべて同じ犬種)しかもみとったのも私なので、自宅で読んでいてよかったと思いました。ジジイ化が進んだせいかもあって涙と鼻水でぐちゃぐちゃになってしまいました。
2016/10/16
TATA
ノワール作家として知られている馳星周さんの愛犬の最期を看取った日記。初めて自分で飼った犬は短命なバーニーズ。常に一緒にいたマージが段々と弱っていく様子を見るのは寂しく辛いもの。ご飯を食べたか、おしっこをしたか、今日は元気か、それで一喜一憂するわけで、それらを日記として日々の営みが繰り返されるリアル感がなお辛さを膨らませる。我が家の老犬君を横目で見ながらいろんなことを考えました。
2024/01/06
アリス
愛犬との闘病日記。自分が犬を飼ったらここまで看病できるだろうか?愛犬への愛情が凄く伝わってきます。この本を読んでから馳先生のブログ見るようになりました。犬たちに厳しくそしてメロメロ(^ω^U) 【戌年に犬本】
2018/01/24
manamuse
馳さんの愛犬マージの闘病記録のような作品。当人のことで他人の私には微妙でした。同じ病気で悩んでいる方にはいいのかもしれないけど、死ぬと分かっていて読むのは愛犬を失くしたばかりの私には辛くてリタイヤ。
2020/10/14
まるぷー
著者の愛犬バーニーズ.マウンテン.ドックの「マージ」が悪性組織球症(癌)に犯され、壮絶であり献身的な闘病記。徐々に弱り痩せ細っていく姿が痛々しく悲しかった。時折、調子が良くなることもあり一途の望みも託したのだけど、発病してから7ヶ月が経ち「マージの生に拘り過ぎているから、マージは苦しんでいるのかもしれない」と安楽死も考える。そして、マージは甲高い鳴き声を発し著者の腕の中で逝く。自分も愛犬を看取った経験があるが、とても悲しいことだけどそれを覚悟のうえで責任を持って今居る愛犬に接して行きたいと切に思った。
2020/12/12
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