時間のおとしもの (メディアワークス文庫)
時間のおとしもの (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー
美羽と花雲のハナシ
「タイムトラベル」「タイムパラドックス」「無限ループ」「パラレルワールド」「もう一人の自分」「青春」これらの要素がぎっしりと詰まっている。そしてオチも素晴らしい。ほろ苦い結末や怖い結末など様々。表題作「時間のおとしもの」がお勧め。人の出会いを時間のおとしものと解釈する説が非常に面白い。他作品とのリンクもあるので、そちらにも興味が湧く。入間氏が楽しんで書いたのが伝わる。ラベンダーは勿論『時かけ』だよね。『電波女』でも思ったが入間氏は『時かけ』が好きなのだろう。乙一氏の『失はれる物語』、私も大、大、大好きだ。
2012/04/03
そら
タイムトラベル、パラレルワールドなどのSF短編4編。全編、楽しかった~。入間人間大好き!会話のやりとりになんか癒されるんです。「蜜柑と檸檬は帰ってきたか?」「それは殺し屋の名前じゃないですか。」と、”デザインは車型だが~、中身はカーペット式に改良されて~名付けてデロえもん号。”には吹いた(笑)。「未来を待った男」が一番好きだけど、ラストの意味がよく分からなかったな(^^;)。表題作「時間のおとしもの」は、ロリコンっぽいシーンがいかにもって感じで微妙だな~(^^;)。
2022/07/31
Yobata
『時間』は気まぐれな性格で、ふとしたときに『奇跡』を運んでくれる。時間を題材にした短編集。台所で発見した携帯電話にでると、もう一人の私が出て、その世界の私と入れ替わってしまう…「携帯電波」,バタフライ効果でタイムトラベラーを呼ぼうとした男と、タイムマシンの研究をし続けた友人の物語…「未来を待った男」,バッティングセンターに4人の俺が現れ、4人でしかできない事で、完全犯罪を目論む事に…「ベストオーダー」,時間が止まればいいのに…病弱な同級生が人が生きている速度は違うのだと言ってきて…「時間のおとしもの」→
2012/07/19
烟々羅
読み友某氏にあったらプレゼンされた「たしか『読みたい本』に入れていたよね」。わたしともう一人の参加者は菓子をお土産にもってきていて、読メの集まりだということを意識していなかったのに。 入間人間は3冊目かな。内容に比して文章がちょっとローテンションなところが良い。四篇のうちでは「未来を待った男」が好き。時間遡行と ** は主題として相性が良い。(ネタバレにつき伏字)
2013/12/16
美葉
文章がすごく読みづらかった。どれも設定は面白いと思うけれど、いまいち話に入り込めなかった。この作家さん苦手かもしれない。
2020/07/29
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