ノーブルチルドレンの断罪 (メディアワークス文庫 あ 3-8)
ノーブルチルドレンの断罪 (メディアワークス文庫 あ 3-8) / 感想・レビュー
美羽と花雲のハナシ
この作家様の著作を読む度に、非常に恋したくなる。痛くて、切なくて、哀しくて、それでも狂おしいほど誰かを好きになる。その人の為なら命すら投げ出せる。現実は小説と違って、甘美でも耽美でもない。それ故に、この世界の独特な雰囲気や登場人物が愛しくて、ずっと浸っていたくなる。吐季がやっと緑葉に心を開いてくれた!デレることは当然ないが、その不器用な優しさや思いやりに胸が疼く。恋人達の未来を必死に応援している傍ら、もう一つの悲劇が。今までは地味な脇役だった歩夢の秘められた想いとは。彼らの無事を、彼らの幸せを心から祈る。
2012/06/07
Yobata
吐季と麗羅が決別し、吐季と緑葉の仲も舞原家,千桜家の因縁によって責め立てられる日々が続く。そんな糾弾も目にかけない緑葉に吐季は事故ではなく殺人事件となった長谷見芽衣の事件に関わった事により終末が近づいていく…。ノーブルチルドレン第3弾,歩夢の「断罪」。友情を失った分,心の中で大きな存在となった緑葉とのやり取りは優しさと安らぎを帯びてきて、吐季の態度も寛容になり緑葉に惹かれていってる様子は微笑ましいものの、血の因縁は想像以上で、旧家の一族内の因縁,妄執はこんなにも根強いものなのか…。千桜の母も舞原の継母も→
2015/05/21
散桜
再読!緑葉と歩夢の関係に驚愕……!!(゜ロ゜ノ)ノまさか…いや、その関係も好きですが!騙された!重い…けど、この先に希望があることを願って。吐季と緑葉の未来が幸せでありますように!
2014/01/23
Moemi
久々に再読です。悲劇に向かって盛り上がり最高潮、といった感じで、個人的にはとても好きな巻です。緑葉と歩夢の関係の真実については、ちょっと無理があるんじゃないのかとも思いますが、綾崎さんの作品を読む上では、そんな細かいことは気にしてはいけないのです。いつの間にか吐季も緑葉のことを好きになっていたことに少々疑問を感じつつも、かなり感慨深い。
2016/01/15
た〜
こ、ここで引きますかー(汗)前作、前々作からの伏線を見事につなげつつ謎を多数ぶちまけて最終巻に続く、どきた。
2012/09/22
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