選ばれすぎしもの! (電撃文庫 み 12-14)
選ばれすぎしもの! (電撃文庫 み 12-14) / 感想・レビュー
瀧ながれ
訳あって一人暮らしを始めたお人好しで地味な少年のもとに、6つの異世界から一人ずつの美少女が、自分の世界を救ってほしいと現れた。勢いに押されて、勇者として日替わりで6つの世界で戦う主人公だが…。無茶な設定だなぁと思いながら、無表情アンドロイドのコルリちゃんを愛でていると、事態が突然悪化して、主人公が追い詰められる。ヒロインが多くてちょっともて余すけど、基本に忠実な燃える展開。クライマックスはかっこいいです。
2015/11/29
王蠱
異世界トリップもの、ただし行先複数という微妙に捻った(?)お話。冒頭からしばらく主人公に違和感・・・いやはっきり言えば嫌悪感しか感じることができなかった。出自がどうあれ自分に自信がない人間というのは見るに堪えない。まぁそこから精神的に成長して「勇者」になっていく過程が性急だがしっかり見れたのはgood。ヒロインズではドクターかキトラ派。後書きについては「そんなことよりお花見しようぜ宴会しようぜ!酒(以下略)」であぁやっぱりこの作家だと(苦笑)
2012/07/10
カインズ
【一見壮大、実は地味】★★☆☆☆ 異世界からやって来た女の子6人それぞれから自分の世界を救って欲しいと頼まれてしまった主人公のお話。戦闘描写が終始あっさりしていて、その分掛け合いにスペースが割かれている……のだけれど、ヒロインがいきなり6人もおり掘り下げが出来ていないため、あまり面白く感じられません。叢雲が可愛いと思ったりもしたのだけど、すぐに出番が終わってしまうし。主人公も受動的な性格なので展開にも派手さがありません。6つの世界を股にかけるという壮大な設定を感じさせない非常に地味な作品という印象です。
2012/07/10
1_k
一発ネタのイロモノっぽい割には、構成がきちんとしていてまとまりも良。ベテランの先生だけあって、文章やキャラ、局所的なイベントは非常に上手く、危なげない。ただ似たようなコンセプトの作品には幾つか心当たりが。ヒロインをたくさん出すと、掘り下げるには尺が厳しくなるもの。ラノベ換算では10冊分を超えることもあるエロゲではヒロインが5、6人いても個別ルートで軽くこなせるんだけれど。本作唯一の欠点は、この一冊だけだと各ヒロインがどうしても掘り下げ不足で薄口、面白味に欠けてしまうところ。
2012/08/03
シュエパイ
選ばれたのか、選ばれなかったのか、それとも・・・選んだのか。忍者さんの世界観における、男性の不遇な扱いについて物申したいところではありますが、一番楽しそうで良いなぁ。あぁ、ガンマンの世界も、あれはあれで悩みが無くってよさそうだw
2012/07/20
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