陽炎太陽 (メディアワークス文庫)
陽炎太陽 (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー
❁かな❁
花鳥風月シリーズの最新刊。それぞれの登場人物が優しく一途で切なかったです。一颯と陽凪野の小学生の頃のお話、辛かったです。他の綾崎さんの作品ほどのトリックは今回はないのですが、それでも、えっ?!そうだったの?って思うところもありました。和奏ちゃんの思いがとても切なかったです。エピローグで和奏が一颯に、自分の幸せよりも本当に一颯の幸せの事だけを考えて言う言葉で泣けました。今そこにある愛と忘れられるはずもなかった愛。『君がいるから、生まれてきて良かった』そう思われたいです!やっぱり綾崎さんの作品好きです♪
2013/06/15
さばかん
この作者の作品は大体似たようなパターンなのだけれど、それでも一筋縄ではいかなくて、読ませられてしまう。惹き込まれてしまう。 そして悲しくも優しい物語。今回も。 強くなろうと望むのではなく、強くあろうと決意さえすれば、人は揺るがない。 「生まれてきて良かった」ってそう思えるように。
2015/06/14
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
花鳥風月5冊目。綾崎さん、ロックでしたよ。 一颯くんと和奏が幸せでありますように。陽凪乃が幸せでありますように。
2020/06/20
Yobata
村中から忌み嫌われていた舞原家の娘・陽凪乃。彼女に惹かれながらも皆と同じ様に遠巻きに見ていた響野一颯。しかしある事件を機に二人はある約束をする。そして約束の時、大学時代に知り合った彼女がいる一颯の元に再び陽凪乃が現れる…。「太陽」の青春恋愛劇。あとがきでは真っ直ぐな三角恋愛もののお話を書いたと書いてあったけど、トリックの方が目立った作品だったかな?過剰な虐めを受けていた美貌な陽凪乃に初恋するも、助けられなかった罪悪感から虚無感に囚われ生きてきた一颯。そんな孤独な一颯に隠された優しさに惹かれた嶌本和奏。→
2015/06/26
椎奈
≪2013.0525≫花鳥風月シリーズの五作目。今回は響野一颯と舞原陽凪乃の物語。琉生の妹、和奏も登場したり、この陽炎太陽でもほんの少しずつ他の作品と関連していてやっぱり好きだなって思った。綾崎さんの描く人物はみんな一途で、こんな風に愛せる人と出逢いたいと思わせてくれる。特に一颯の一途さには、泣いてばかりだったなぁ。ほんとこの人のかく文章が好きだと心底思った。あと皆さまの特にエピローグの感想が聞きたい笑。あとがきで、早くも<月>の花鳥風月シリーズが楽しみになった。「ただ、君の未来を照らす太陽になる」
2013/05/25
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