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恋する寄生虫 (メディアワークス文庫)

恋する寄生虫 (メディアワークス文庫)

恋する寄生虫 (メディアワークス文庫)

作家
三秋縋
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-09-24
ISBN
9784048924115
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恋する寄生虫 (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー

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ハッシー

【刹那い】▶︎多くの人が自分を社会不適合者だと思っている。多くは妥協と折り合いをつけてなんとか《社会》の中で生きてるが、それが出来ない人もいる。これはそんな生きることが苦手などうしようもない二人の物語。色づく木の葉、降り積もる雪、舞い散る桜。移ろい、やがて消えていく情景に二人の儚さや切なさが重なって描かれる。▶︎あと、個人的には作者の〈あとがき〉のような琴線にふれる文章が書けるようになりたい。

2016/10/21

美紀ちゃん

三秋さんの本は「三日間の幸福」が好き。 この本はそれ以上に好き。 良かった。 寄生虫の話が研究者並みに濃い。 すごい情報量。 マスクごしのキス。 これは、ハッピーエンドなのだろうか? 違うのだろうか? 長生きしてほしい。 あとがきのピアノ伴奏と指揮者のアイコンタクト、とても同意。ドキドキする。 映画化されるそうで、そちらも楽しみ。

2021/12/03

岡本

前作で初めて著者を知り、前作を読み終わった勢いで新作を買ったけど非常に良かった。現実にちょっとしたSFを持ち込んでラブストーリーという感じ。前作に引き続き中盤から一気に読み進めたくなる展開が面白い。社会人復帰後の高坂の同僚が何かあるかと思ったら何も無くフェードアウトしていったのが少し意外だったり。他の作品も読んでみたくなりました。

2018/02/14

シナモン

映画化本。極度の潔癖症の青年と視線恐怖症の少女の恋物語。自身を悩ます症状も、互いに惹かれあう理由もすべて体の中にいる寄生虫が原因だとしたらという不思議な物語でした。全体を通して静かに淡々と進む雰囲気は好みでしたが、ハッピーエンドで終わるのかどうかやきもきしながらの読書でした。映画ではどう描かれるのかな。佐薙ひじりを小松菜奈さんが演じるようで今から楽しみです。潔癖症の青年の生活が現在のコロナ禍を思わせてそれもまたなんとも…でした。

2020/08/31

菅原孝標女@ナイスありがとうございます

ずっと気になっていて、ずっと読みたくて、隙間時間を見つけては読み進めてきた。精神的欠陥をもつ2人が主人公。いや、虫が主人公だったのか。どちらが寄生者かわからないなんてセリフがあったけど、なるほどたしかになと。大変興味深い話でした。ラスト、切なかったなぁ。

2019/11/18

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