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ディエゴの巨神 (電撃文庫)

ディエゴの巨神 (電撃文庫)

ディエゴの巨神 (電撃文庫)

作家
和ヶ原聡司
黒銀
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-11-10
ISBN
9784048924894
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ディエゴの巨神 (電撃文庫) / 感想・レビュー

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まりも

新大陸が発見された時代。陰陽術の研究者である青年・ディエゴが、友人アルバロと共に新大陸遠征軍の船に乗り込む事で動き出すファンタジー物語。ファンタジー要素をふんだんに取り入れながらも、新大陸発見というロマンの裏にある闇の部分をリアリティに描いた中々の力作ですね。大きな変革を迎えたあの時代に起きた征服者による残酷な行いの数々。そんな急激に変化していく時代の波に呑まれることなく、レラやローゼンたちとの交流を経て行く中で、、新たな時代を創ったディエゴたちの熱い想いと行動力はとても素晴らしく、胸に響きました。

2016/11/11

よっち

新大陸発見に沸き立つ変革の時代。密かに陰陽術の研究に励む海洋国家スピネイア王国の青年ディエゴが、腐れ縁の友人アルバロと共に新大陸遠征軍の船に乗り込む物語。遠征軍を撃退する森を守る巨神の存在と欺かれた原住民たちの不信、そしてディエゴの悔恨と彼を取り巻く複雑な因縁。理想を持つがゆえに現実に思い至らない面もあったディエゴでしたけど、レラやローゼンといった原住民たちと交流するうちに自分のなすべきことを見出してゆく展開は、新大陸と旧大陸の間で新たに時代を切り開こうとする熱い想いがぶつかりあってとても面白かったです。

2016/11/11

Yobata

新大陸を発見し意気揚々と乗り込むスピネイア王国の青年。ディエゴは、陰陽術の研究の咎で教会から追われ新大陸へ。そこは原住民の森の巨神が猛威を振るう土地だったが、森の巨神は陰陽術に似た術によって動いており…。「はたらく魔王さま」の和ヶ原聡司先生によるスペインの新大陸上陸を基としたファンタジーもの。新大陸発見の英雄の息子ながら当時好きだった奴隷の少女を売捌いた父を憎む青年ディエゴ。奴隷解放を目指し新たな労働力になるだろう土人形を作るため陰陽術に没頭するも、新労働力は必ず兵力になるだろうというローゼンの言は→

2016/11/10

まるぼろ

架空の大航海時代に似た世界観の中で、海洋国家スピネイア王国のクリス・コロン提督が発見した「新大陸」にてそのクリスの非道から反発・勘当の身であった息子のディエゴを中心に繰り広げられるお話です。とても面白かったです。イスニアの地形の真実を知った時に、まぁ当然な予想が走りましたが、後書きを読んでやっぱりと…w 終盤にクリスが自身の考えについて長口上を垂れてましたが、やはり野心を正当化しているようにしか聞こえませんでした。しかし終章にてスッキリした気分で読み終えられて良かったな、と。単巻としていいお話でした。→

2017/01/31

真白優樹

新大陸が発見された世界で、禁忌の術を探る青年とその友人が、巨神を駆る少女と出会い始まる物語。―――未踏の新天地、そこに渦巻くは希望か、欲望か。誰かにとっては希望溢れる未知の世界、だがそこに住まう誰かにとっては異世界からの敵襲であり、開拓の裏にあるは鉄火と略奪。侵略者と守護者、自らの世界と未知の世界。その狭間で揺れ戸惑い、それでももがく青年は未知の世界の少女達との触れ合いから、己の為すべき事を見出し、熱い思いを胸に走り出す。絡まり合った因縁に絡められ、それでも前に進む彼らの行く先とは。 次巻も楽しみである。

2016/11/13

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