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ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】 (メディアワークス文庫)

ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】 (メディアワークス文庫)

ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】 (メディアワークス文庫)

作家
古橋秀之
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-04-25
ISBN
9784048928861
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ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】 (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー

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スカラベ

10年以上前の短編集に1編書き下ろしを加え復刊した新装版。「時間」をテーマとしつつ、それぞれが異なった時間の流れを辿る不思議な7つの物語。ライトノベルだからかさくさくと読める。以前、表題作を「世にも奇妙な物語」で観たのがこの小説を手に取ったきっかけ。ある日、空から少女が落ちてきて、自分は新型の爆弾だと告げる。なんともぶっ飛んだ設定に驚かされ、結末は切ない。「三時間目のまどか」は既読。『不思議の扉』シリーズに収録されていたが、さりげないバタフライ効果の演出に頬が緩む。やや軽すぎるのは気になるが他も楽しめる。

2017/07/05

まりも

ボーイミーツガール×時間をテーマにした短編集。うわー、めっちゃ懐かしいなぁ。爽やかでいて可笑しくてどこか切なさも感じさせる1つ1つの短編。流れる時間もそれぞれ異なっており、読んでいるとなんだかとても不思議な気持ちになりました。初めてこの作品を読んだ時の気持ちを思い出した気分。決して優しいだけの物語じゃないけど、だからこそ心に沁みるなにかがあるような気がします。とりあえず言える事は自分も年を取ったんだなぁという事でしょうか。時間が経つのは早いね(笑)

2017/06/12

みやしん

表題作を読んで、旧版を読んでいたことに気づく。SFでは必須通過儀礼とも言える「時間」を題材にしたファンタジー。基本的にストレートな物語だが、新録された短編は山なりスローカーブのように苦笑いを誘ういやらしいコースをついた。

2021/04/10

すい

高校時代に気になっていた少女と瓜二つの自称爆弾、衝撃で精神のみが退行してしまう風邪と長身幼馴染、死者が死なず生前の特別な日を繰り返す世界、BL小説好きのロリ神のいる図書室、日々クラスメイトの誰かの体を借りる女子生徒、三時間目の短い間だけ窓ガラス越しに繋がる六歳年上の同学年、六十億分の一の速さの中に閉じ込められた少女、三十年前に失踪した親戚のJKがJKのまま自分の前に現れる話。全八本収録の時間モノ短編集。面白かった。バリエーション豊かで全部楽しめた。表題作と、恋する死者の夜、三時間目のまどかが個人的には好き

2017/05/20

nob

この作者は初めて。ボーイミーツガールものの珠玉のSF短編8編を収録。どの短編も面白かった。あまり書くとネタバレになるかもしれないけど、まず裏のテーマっていうのが上手いなぁ。そのテーマがボーイミーツガールの幸せや切なさをより引き立てる。。どれもよかったけど一番気に入ったのは『むかし、爆弾がおちてきて』かな。時空から切り離された孤独な少女を救うため、主人公の人生を懸けた大きな決断。「たっぷり五百年ほど見つめ合った」など、とてもロマンチック。僅か24ページなのに本当に素晴らしい。この作者の他の本も読んでみたい。

2019/06/18

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