もうひとつの命 (メディアワークス文庫)
もうひとつの命 (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー
スズ
小学4年の頃に野外活動中の山中で行き倒れの魔女に出会い、彼女の命を救ったお礼に貰った不思議な実を食べた6人の少年少女達。彼らはその後平穏な日々を送っていたが、学校の屋上から飛び降り自殺した少女稲村が突如蘇る事件が起こり…。6人の視点が章毎に切り替わり、各章のラストに謎を残して次章に移っていくのですが、裏で登場人物達を殺害・教唆していた黒幕の視点に切り替わった瞬間に伏線が回収され、殺されていった少年少女達の死の謎が明らかになる展開が結構面白い。命を一つ犠牲にし、己の欲しい物の為に必死に足掻く彼らの姿が印象的
2021/04/10
美葉
好き。分かりにくいところはあったが、設定がしっかりしていて読みやすかった。命がもうひとつあったら、どう生まれ変わろうかな。もっとコミュ力がある人になりたいな(笑)「もうひとりの魔女」も読みたい!
2018/11/25
さばかん
ふとした拍子にもうひとつの命を手に入れた6人の少年少女。 なんと、死ねば願い事が叶うらしい。 等身大の少年少女たちは、何を願ったのか、願いは叶ったのか、その願いは……。 たった一度きりの人生、もがいてあがいて必死に自由に好きに生きよう。
2018/02/27
黒瀬
偶然出会った魔女に、死んでも一度だけ生き返る赤い実をもらった6人の男女。しかもそれはただ生き返るだけでなく「なりたい自分」を叶えてくれる不思議な実。魔女の正体を想像しながら読んでみましたが確証は得られず。最近の入間先生は幸せになりきれない百合作品が多いね。切ないわ・・・。
2017/12/26
ごぅ。
何を思ったか、もうひとりの魔女から読んでしまった。ただ、補完が感心に変わる斬新なスタイルを経験しつつでこれはこれで面白い。。お話としては、瀕死の魔女?を助けたことにより雰囲気上飲んでしまった赤い実による罪と奇跡の生のお話。死んだ妹、恨み嫉み妬みやっかみ、好き嫌い。赤い実による生き返りと代価。その価値の等価とそれぞれの望み。結末を迎えたようで迎えない歯がゆいこの感じがこの人のこの作品という感じ。。。
2018/08/14
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