レッドスワンの絶命 赤羽高校サッカー部 (メディアワークス文庫)
レッドスワンの絶命 赤羽高校サッカー部 (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー
Junichi Yamaguchi
『私は生徒の悔しさを、悔しさのまま終わらせたりしない』… 綾崎さん中毒には、たまらない名前がチラホラ。 大きく動く前日譚のような物語。 次作への期待が増す。。
2018/07/31
ユメ
絶望を背負った天才エース高槻優雅と、廃部を宣告され翼を折られた赤羽高校サッカー部「レッドスワン」の前に現れた絶世の美女・舞原世怜奈。選手経験は皆無ながらもこよなくサッカーを愛する彼女は、鋭い知性とずば抜けた人心掌握術、実家の名声をフル活用してレッドスワンの救世主となる。怪我でピッチに立てない優雅をコーチに据えて。相手に応じて自在に言葉を操りチームを動かす彼女の知将ぶりを、フィールドの上で研ぎ澄まされた優雅の肌感覚が補う。この無敵の可能性に心が勇むのを止められない。繊細な高校生たちの心理描写にも魅せられる。
2019/01/18
kei@名古屋
私は、サッカーマンガが好きです。そして綾崎さんの作品が好きです。そう言う意味ではこれ以上ない良作でしょう。馴染みのないかたではポストプレーなどの専門的な言葉で少しだけわかりにくくなってしまうかもしれません。ただ、それ以上に綾崎さんのうまさで読ませるのかも。惜しむらくは、近隣の本屋では並んでいないのが悲しいところ。もう少し皆様の目に触れて欲しい作品のひとつです。悲しい限りです
2018/07/26
よっち
廃部寸前にまで追い込まれたかつての新潟屈指の名門・赤羽高校サッカー部『レッドスワン』。監督も退任してどん底状態にあるチームに新指揮官として舞原世怜奈が就任し、チームを根本から変えてゆく青春サッカー小説。旧弊ばかりが目立っていたチームに、あの手この手を使って新しい風を吹き込んでゆく世怜奈。とはいえ順風満帆でなかったどころか、波乱続きで因縁めいた対決も続く中、チームの基盤づくりを何とか乗り切ってみせた顛末はなかなか面白かったです。かつてのエースだった優雅がこれからどうするのか、その辺も続刊に期待ということで。
2018/07/14
さばかん
面白かったサッカー小説。 サッカーは知性だって。 サッカーに限らずあらゆる球技は知性の競技ともいえる。 いわゆる心技体に加えて、知。 スポコン物も好きだけど、こういうのも好き。 しかも書き手が稀代のストーリーテラーときたもんだ。 面白くないわけがない。 というわけで続きも楽しみです。
2018/07/25
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