空色 水曜日
空色 水曜日 / 感想・レビュー
あつひめ
北海道は小説の舞台に事欠かないくらいいろいろなものを持っている・・・。地元ネタの谷村さんの作品は、身近で物語ではなく現実の世界ではないか???と思ってしまうような作品もある。広い北海道も谷村さんに味わいつくされて一回り小さくなってしまった???なんて思うくらい素敵な場所を紹介してくれる。小世里さんのイラストも言葉の邪魔にならない色を添えている。こんな素敵な北海道に今自分が居られる事に感謝したくなった。そしてガイドブック片手に北海道各地を歩いてみたくなった。
2011/01/24
きのこ
図書館本。谷村志穂って札幌出身だったんだ。札幌や小樽や函館の観光、お店案内エッセイと、小説の不思議なハイブリッド。残念なのは2004年刊なので無くなっているお店などが多いと思われる点。本の中でさえ、谷村さんが昔よく行った店は名前や店自体が変わったりしていた。ましてそれから16年たった今では…。新しいバージョンが読んでみたい。
2020/10/05
ふじか
タイミングとしては札幌のステラプレイスが開業する前後くらいに連載されていた内容で、あちらが開業してからしか札幌に行ったことがないのでちょっと感慨深い。 あとは今となっては完璧に市民権を得ているスープカレーがまだまだポピュラーなものになっていなかったりと、こういう時代の変遷を感じるのは少し前のガイドブックならではだなぁと思います。
2018/06/05
Yurie Kobayashi
新しいカタチのガイドブック! 大好きな佐々木小世里さんのイラストが可愛い‼︎
2013/12/22
遠い日
普段着の谷村さんと一緒に、あちこち歩いているような気分にさせてもらった。空気というか、空の色や高さが、私の育った南の地方とは全然違い、憧れが拡がる。もう2年程前に読んだ『海猫』の舞台となった、南茅部、函館も紹介されていて、作品の内部に描かれたのとはまた違う、現在の匂いのする街がうかがえて楽しかった。なにより、生まれ故郷の北海道が大好きというのが、よくわかり谷村さんの根っこがちゃんと彼の地に在ることが、羨ましい。全てが自分に還る土地を持っている人は幸せだ。 すてきな谷村志穂流ガイドブック。
2004/08/15
感想・レビューをもっと見る