【さり】ではなく【さいり】です。
「【さり】ではなく【さいり】です。」の関連記事
伊藤沙莉が「思っていたよりもつまらない声でした」と言われた経験から這い上がるまで
坂元裕二さん脚本のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』第1話で、ナレーションをつとめていることが明かされ話題となった女優・伊藤沙莉さん。6月10日に発売される初のフォトエッセイ『【さり】ではなく【さいり】です。』(KADOKAWA)のインタビューが行われたのは第1話放送前だったが、くしくも坂元裕二作品や“声”の仕事についての想いを語っていただいていた。書くことで改めて見えた、自分自身の軸とは――? (取材・文=立花もも撮影=花村謙太朗) ――大のテレビっ子で、好きな作品は何度も繰り返し観るというお話を本書のなかで書かれていますが、国内外のドラマ・映画の「基本これ」とあげられている作品数が、あまりに膨大なのでびっくりしました(笑)。 伊藤沙莉さん(以下、伊藤)あはは、そうですよね。でもほんと、あれでもまだ足りないくらいで。同じ作品をずーっと繰り返し観ちゃうんです。だから「好きな作品は?」って聞かれても、いつもほんとに答えるのが難しくて。 ――ジャンルもバラバラで本当に幅広くご覧になっていますが、なかでも宮藤官九郎さんと坂元裕二さんの作品が多いな、という印象でした。あと、伊坂…
2021/6/8
全文を読む私のポンコツバイト伝説「ポンコツ人生」後編/伊藤沙莉『【さり】ではなく【さいり】です。』
6月10日に発売される、女優・伊藤沙莉さんの初のフォトエッセイ『【さり】ではなく【さいり】です。』。発売に先駆けて、本書からエッセイ「ポンコツ人生」を前後編でお楽しみください。 『『【さり】ではなく【さいり】です。』(伊藤沙莉/KADOKAWA) 「ポンコツ人生」後編 その後の私はとにかくのび太。 元気な、昼寝をしないのび太。 喋り倒すのが大好きなのび太。 テスト0点なんて余裕でとっていたし 考えごとや妄想をしている時に話しかけられても 本当に全くと言っていいほど聞こえない。 言われたこととか、やってることとかやらなきゃいけないこととか 普通に忘れちゃう。思い出しても何故か後回し。 通信簿に書かれてたことといえば 大体マストで「落ち着きがない」。 中学の三者面談で担任が母に言った言葉は 「一度すっとびでてったら最後、戻ってこない」。 先生と母のトホホ顔が目に焼き付いている。 中でも一部では有名だが 私のポンコツバイト伝説はまあまあある。 自分で伝説とか言うのもちょっとどうかと思うけど もはや伝説なのだ。 コンビニのバイト中は レジ打ち中にシンプルに就寝。 パンはレンジ内でシン…
2021/6/7
全文を読む人間 伊藤沙莉の生態「ポンコツ人生」前編/伊藤沙莉『【さり】ではなく【さいり】です。』
6月10日に発売される、女優・伊藤沙莉さんの初のフォトエッセイ『【さり】ではなく【さいり】です。』。発売に先駆けて、本書からエッセイ「ポンコツ人生」を前後編でお楽しみください。 『【さり】ではなく【さいり】です。』(伊藤沙莉/KADOKAWA) 「ポンコツ人生」前編 人間 伊藤沙莉の生態を一言で表すなら ポンコツである。 サバサバしてる、とか ハッキリしてる、とか テキパキしてる、とか 声のせいなのかそういうイメージを 抱いて頂くことが何故かとても多いのだが とんでもない。 なんなら真逆である。 人見知りなのもあってただ単に喋れなかった現場では まさかの「クールなんですね」 といったご感想まで頂いたことがあるのだが 私を含め、私を知ってる身内の人間たちからしたら 「んなわけあるかい案件」だ。 「どんくさいお調子者のポンコツ人間」 これでやっと全員納得のはずだ。 家族からはよく、 変な子、不思議な子、意味不明、二重人格、アリみたい そんな感じで言われていた。 アリみたいに関しては未だに 何故なの?以外の感想が浮かばないが そういう印象だったみたいだ。 みんながみんな、自分にとっ…
2021/6/6
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【さり】ではなく【さいり】です。 / 感想・レビュー
milk tea
模索しながら、現在がある。 大切にしてるものは家族、愛が止まらない。 沙莉さんは、「女王の教室」の時から注目してまして、「ひよっこ」でさらに惹きつけられました。 今や、すっかり女優さん。
2021/08/04
Garfield
★★★★☆☆☆ Audible 朝ドラ「寅に翼」の主役だからということでなく、以前に何かのCMでユニークなキャラクターぶりに興味を持って以来、ドラマでも見かけると注目してきた女優、伊藤沙莉さん。ご自身で書かれたエッセイを、2年の時を経て自身でナレーション。最後のオーディブル特典でセルフナレーションを「こっ恥ずかしい」と言っていたが、確かにちょっと堅かったかな。でも、内容が溢れんばかりの家族への愛や感謝が中心で、時に、重い内容も含んでいたから、そんなもんでしょうか。その分、あとがき・特典では沙莉節全開です。
2024/04/12
kanki
エッセイ。9才から始めたお芝居が合っていた。映画大好き。映画完成後お蔵入り2連発。そんなことがあるのか
2024/06/04
ぴかりん
Audibleにて。伊藤沙莉のエッセイ。朝ドラのひよっこの米子役が可愛らしくて、以来ファンになりました。Audibleでは、本人が朗読されてて、家族のことや仕事のことなど、結構深いところまで、笑いあり涙ありで、語ってくれてます。朗読もとても上手でした。さすがです!
2024/06/07
みりん
オーディブルにて。書籍版はフォトエッセイという形態だったらしい。自身の生い立ちや内面について語り、さながら花嫁の手紙のような家族への思いも書かれている。朗読は伊藤沙莉本人。これまでのキャリアで抱えた葛藤や反骨などが本人らしい文体で書かれている。複雑な家庭環境に育ったとは知らなかった。先に読んだ『きょうだいコンプレックス』の末っ子の特徴を強く感じ取ったが家庭要因も人格形成へ複雑に影響しているのだろう。あとがきには2024年朝ドラへの意気込みも生の声で収録されている。応援したい。私は彼女の声がとても、好きだ。
2024/03/31
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