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月と散文

月と散文

月と散文

作家
又吉直樹
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-03-24
ISBN
9784048971317
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月と散文 / 感想・レビュー

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starbro

又吉 直樹は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 著者10年ぶりのエッセイ集、中身も表紙同様微妙な味わいでした。個人的には、エッセイよりも小説の方が好みです。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322106000861/https://www.tsukitosanbun.com/

2023/04/15

いつでも母さん

散文と随筆やエッセイの違いは何だろうとふと思った(はきと答えは知らない)又吉さんのエッセイを初めて読んだ。めんどくさい思考に笑って、頷いて、やっぱりただ者じゃないと感心して・・人恋しいのに独りが好き、想像する事が好きなんだろうな。そしてそれを文章にする能力が凄い。ショートショートを読んだ感じでもある。又吉さんのお母さんの切り返しが好き。お父さんのことは切なくてでも笑って。朝ドラで演じたデラシネの、八木のおっちゃんがダブってしまったのは私だけだろうか?とにかく色々面白かった。

2023/04/21

修一朗

又吉さん,毎日散歩しちゃぁ何気ないことにひとり突っ込んでは新しい意味合いを持たせる達人だ。文章の一つ一つにこだわってこんなに考え抜いたら,知恵熱が出てしまいそうだ。あー面白かった。覗き窓から配達人を除くやつ,腹抱えて笑いました。又吉さんの小説も好きだけども短文も好き。

2023/06/05

アキ

やはりお笑いの又吉のイメージが強くて、散文であってもオチを期待してしまう。相変わらず妄想での会話が面白すぎて笑いが止まらないところもたくさんあったが、しつこ過ぎて引くところもある。しみじみと感じさせるところは、父親との思い出。沖縄から大阪に出てきて、酒ばかり飲んでいた父のことを書く文章は、とても優しい。「人間失格」を語る文は、小説を楽しむ時に面白く読むために再読する理由を熱く語っていて、ホントに百回読んだんだと文学者を感じさせるものでした。満月と二日月の二部から成る。「月」という字は象形文字なのだろうか。

2023/05/02

ネギっ子gen

『東京百景』以来10年ぶりのエッセイ集。何と言っても、この表紙のインパクトや。著者もツィートされたように、この絵だけで酒が呑めますわ(←おいら、飲まへんけど)。で、今調べたら、著書のレビューは一つだけやった。太宰が好きでお笑いも好きな自分やさかい、『火花』が芥川賞になったん時は、えらい速攻で『文藝春秋』購うて甚く感激した記憶もあるんのになんでやろ。まぁええわ。ほんま感性ええ塩梅やし、こないな書き方は好みやなと改めて思いましたわ。そやさかい『火花』も再読してレビューせえへんとあかんな。忙しないこっちゃで。⇒

2023/06/25

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