ぼくは静かに揺れ動く (BOOK PLUS)
ぼくは静かに揺れ動く (BOOK PLUS) / 感想・レビュー
Hirouch
信念とは主観的な考えの中の、その時々で最もしっくりくると思える形のことだ。つまりはただのぼやきである。ぼやきながら求めつづけるのは、何かに接近した瞬間=点に訪れる恍惚であるのだろう。しかし、あれが良かった、と振り返った時には既に点には接していない。認識できるのはいつも今から見た過去である。最高の頂が常に瞬間であるなら、人は瞬間瞬間を精一杯生きるしかないではないか。僕が動いているのか、周りが動いているのか、それは問題ではない。物事が流れ、動いているという事実は同じなのだから。
2015/05/07
まおまお
70年代のイギリスの若者って、感じがした。文章が緻密なのがいいんだろうか。ある男性の正直な内面の吐露が延々と続いてるのにも関わらず、一日の出来事でしかないところがすごいわ。このひとの妻でなくて良かった、としか他に感想がない…。
2014/03/07
pinky
2000年頃に読んだ記憶が。
オガタケンイチ
★★★★
2017/07/24
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