君は月夜に光り輝く +Fragments (メディアワークス文庫)
君は月夜に光り輝く +Fragments (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー
海猫
本編を補完するような内容であったり、別視点を描いたりする短編6編から成る一冊。なかでも「ユーリと声」が香山視点でもっとも長いが、ちょっと香山に感情移入するのがしんどかった。あとがきを読むと香山が「作者の自分からすごく遠い存在」だったそうで。なんかそんな気がする。他の作品は長編小説の本編からこぼれ落ちてしまった切片、といった感じでけっこう良かったです。
2019/03/11
ami*15
まみずが過ごせなかった時間を本編のその先も生き続ける卓也と香山。彼女から教えてもらった「生きる」ことへの意味を胸に更なる成長を見せた2人の姿には感動し、この続編に出会えて良かったなと思いました。彼らのその後を描いた後半部分も味わい深いものでしたが、前半部分の本編では描かれなかった卓也&まみずのやりとりや卓也以外の人物目線のエピソードも本編とは違った角度からの「君月」が楽しめてこちらも面白かったです。本編のあのシーンでこの人物はどんなことを思っていたのかが知れた時は凄く新鮮な気分になりました。
2019/03/08
さばかん
本編を読んだのは2年前。当然のことながら全く覚えていない。 特に香山のことなんて存在すら抜けていた。 なのでまぁ……あんまり……。
2019/04/03
porisan
本作は「君月」のanother story的なお短編の話。まみず視点のお話が特に好きです。それにしても、香山君、心配だ~
2019/03/10
どぶねずみ
前作でまみずが不治の病「発行病」で亡くなったが、まみずに関わった者たちのその後だったり、まみずがどういう気持ちで岡田拓也をこきつかって?いたのかを収録した短編集。彼女の死から10年以上経過してようやく「発行病」が不治の病ではなくなるというのは、関わった者たちには皮肉と取るか、良かったと取るか。ずっと美しい思い出だけがいつまでもキラキラ輝いていて欲しい。
2021/07/07
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