おとなりの晴明さん 第五集 ~陰陽師は雪の文様を愛でる~ (メディアワークス文庫)
おとなりの晴明さん 第五集 ~陰陽師は雪の文様を愛でる~ (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー
佐島楓
初雪の日に始まり、桜咲く頃に終わる。今作では様々な表情を見せる晴明さんだが、一番の変化は桃花。ついに、晴明に認められるようになるのだが、それだけではないような……? これから、悲しい展開にだけはなってほしくないけれど、避けることのできない闘いもあるのかも。
2019/07/24
カメ吉
晴明さんのシリーズ第五作目。いつもの短編集ですが最後の話が特に面白かった。坂上田村麻呂のお話で京都と大津が舞台になっていて『からくさ図書館』の篁、時子、茜らが終結して豪華な感じがして良かった。 桃花も晴明さんの助手?としての手腕が上がって急成長してて高校2年生になっての続編が楽しみです。 『我が川は鴨川、我が海は淡海(琵琶湖)』桃花の口上がカッコ良かった!
2019/08/03
真理そら
無邪気な桃花に振り回され気味の晴明さんがかわいい。雪の文様をプレゼントするわ、思いのままに晴明さんに呪をかけてしまうわ無邪気最強ですね。アテルイの話もヤギの話も居場所を見失う戸惑いが悲しい。
2022/05/06
よっち
おけら参りを控え、寒さが身に染みる京都の歳末。お隣に住む陰陽師・晴明さんとともに桃花が骨董鑑定のお仕事に足を運ぶ第五弾。現世に馴染んでいく晴明さんに雪の文様をかたどった香立を贈る桃花。一方、陰陽術に目覚めた桃花に師として結び桜の紋を授ける晴明さん。そんな中で付喪神や狸、白朮の花精、道祖神、最後には蝦夷の百鬼夜行まで向き合う師弟でしたけど、絆の深まりを感じるからこそ生きる時間が違う二人の関係が今後どうなるのかやはり気になりますね。晴明に時子を偏愛とか桃花に時子様を溺愛とか色々言われている篁には苦笑いでした。
2019/07/25
まるぼろ
さて今巻は冬から春先にかけてのお話。晴明のアルバイト先での骨董に纏わるお話や狸の子達の文化祭とある山羊に纏わるお話など、五編からなるお話です。思った以上に晴明さんと桃花との距離というか関係が近くなってきていて興味深かったなと思いました。桃花の方も普通に晴明さんの仕事を手伝う様になってきたのと同時に晴明さんも桃花に対してだいぶ影響を受けている様で、この先どういう風に関係が変化してくのか気になりつつも楽しみです。晴明さんんの休暇も二年目に突入し、次巻はどんな話になるのか楽しみです。
2019/10/24
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