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時は黙して語らない 古文書解読師・綱手正陽の考察 (メディアワークス文庫)

時は黙して語らない 古文書解読師・綱手正陽の考察 (メディアワークス文庫)

時は黙して語らない 古文書解読師・綱手正陽の考察 (メディアワークス文庫)

作家
江中みのり
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-12-25
ISBN
9784049129601
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時は黙して語らない 古文書解読師・綱手正陽の考察 (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー

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よっち

古文書に傾倒し、周囲から《解読師》と呼ばれる歴史学専修の院生・綱手。研究室で見つかった古文書の返却を任じられた綱手は、友人の相馬とともに瀬戸内海の小さな島を訪れる古文書ミステリ。相馬に振り回されつつ返却を済ませた綱手が遭遇する島に伝わる『白妙姫伝説』を模した連続殺人事件。白妙姫の生まれ変わりと信奉される少女、内容が欠けた謎の手記。専門的な内容になると途端に饒舌になるあたりには苦笑いでしたけど、相馬と二人で古文書から謎を解き明かしてゆく展開はなかなか良かったですね。シリーズ続刊あるならまた読んでみたいです。

2020/03/04

みい坊

古文書、考古学、歴史が絡むミステリーが大好き。タイトルで購入した本です。島の旧家に残された古文書、白妙姫伝説。こう言う背景は大好き。ミステリーはとても軽め。主人公 綱手君にも少しイラッとした。何かハッキリしないのよね。相馬君は良いキャラだとは思うけど、綱手君にお金を出してあげるとか、綱手君が出してくれるよねとか言った会話が嫌だった。作者さんの歴史愛は伝わったけれど、ミステリーのドキドキ感は伝わらなかった。

2021/02/13

にゃも

意味はくみ取れるがなんとなく引っかかる文章にがっかりしたり、時々出てくる登場人物たちの美形描写に辟易したり、多恵ちゃんの強気発言が嫌な感じだったり、最初から犯人はこいつだなと察しがついちゃったり、いろいろと残念なところが多く目についてしまった。きわめつけは古文書解読師綱手正陽の考察という副題にもかかわらず探偵役は友人の相馬だったこと。あぁ、そうか…この本の主題は犯人探しではなく、犯人への同情に満ち満ちた綱手による『こうだったんじゃないか劇場』のお披露目にあるのかもしれないと今思い至った。

2024/05/29

HANA

古文書を圧倒的なスピードで解読できる、通称解読師と呼ばれる主人公があるきっかけで借りたものを返しに行ったことにより事件に巻き込まれる。昔の文章は好きなのでこういう話は結構楽しい。続きそうなので楽しみ。

2020/03/13

栗山いなり

古文書に傾倒する大学院生・綱手が瀬戸内海の小さな島で起こった事件に巻き込まれていくミステリー小説。思ったより主人公が活躍しなかったのと展開に引っかかりを覚えたのが気になった

2023/08/05

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