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ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)

作家
三上延
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-07-18
ISBN
9784049130836
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ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

冒頭から驚くのが、作品の時系列。えっ、一体「今」はいつ? 前作の続きだから、扉子ちゃんが登場するのは当たり前だろうけど、設定がぶっ飛びすぎて恐れ入りました。しかし重要なのは作品の中身。最近のミステリにありがちなことだけど、どこまでも読者は油断できない。作者の仕掛けにはギブアップです。ミステリのおもしろさとは、こういうのを言うんですね。ところで扉子ちゃんの読書感想文は横溝作品。学校の先生も古書の世界をよく知らないと、とんだ誤解をしてしまう。先入観というのは問題ありですね。

2020/07/19

ひさか

2020年7月メディアワークス文庫刊。書き下ろし。シリーズ通算9作目。横溝正史の雪割草と獄門島に関わるお話。プロローグの扉子と智恵子の邂逅が、エピローグで、(ひとまず)回収されるまで、気になって気になって仕方がなかったです。雪割草の事件はイマイチでしたが、横溝正史の話は興味深かつたです。扉子と智恵子の今後が気になります。

2021/01/02

夢追人009

ビブリア古書堂の事件手帖の最新刊を2年振りに読みました。今回のテーマは横溝正史さんで作中に「雪割草」「獄門島」が取り上げられていまして「雪割草」は文庫化されましたが未読ですし「獄門島」は遠い昔数十年前に読みましたが、俄然どちらも読みたくなりましたね。第1話が2012年の事件で栞子さんと大輔は結婚して1年の新婚ホヤホヤで、第2話では2021年10月、二人の結婚十周年で扉子ちゃんは小学3年生、第3話は一月後の11月の時期の話ですね。本書は2020年の7月刊で年内にまだ新作が出る可能性がありとても楽しみですね。

2021/09/19

けいご

横溝正史ってだれ?あ〜、金田一の生みの親だったのね〜って言う知識レベルでもすっごく楽しめてしまえるのがこの本のいい所★雪割草は確かに77年の時を経て2018年に出版されてたけど、そこに着眼し、そこから物語を編み込む事が出来る事って神業よねw本屋をその目で眺めてみたいw毎回よく練りこまれた物語に感動しますw智恵子は扉子をスカウト出来るか判断しにきたね〜w世界を股にかけた古書ハンター篠川家。この家族...ちょっとインディージョーンズな香りがしてきた気がするw

2020/07/23

Yunemo

横溝正史作品に纏わる奇妙な事件、その係り方の展開は今まで同様、と感じて懐かしく。一人娘扉子の幼少時と高校生時、を絡ませての展開に若干の違和感も残り。本事件の内容についてはなかなか理解し難くて、いわゆる昔の上流階級と言われた人たちの欲を原因としているからかな。時系列に見た横溝作品の数々、金田一を生み出した推理小説家とし ての存在は、かなり後の時期とわかりその意欲に改めて敬服。今後、篠川家の面々(本作文香の登場はなかったけど)と舞い込む事件の関連にはますます興味が尽きません。扉子の成長過程も踏まえての期待感。

2020/07/24

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