おとなりの晴明さん 第六集 ~陰陽師は狐の花嫁を守る~ (メディアワークス文庫)
おとなりの晴明さん 第六集 ~陰陽師は狐の花嫁を守る~ (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー
よっち
京の早春を花と灯りで飾る東山花灯路にて起きた狐の花嫁行列が妨害される事件。花嫁の身代わりを引き受けた桃花の前に、お隣に住む陰陽師・晴明さんとも遠い昔に縁のある妖狐が現れる第五弾。妖狐を優しい狐夫婦の元へ生まれ変わらせようと東奔西走する晴明さんは、屋敷神や恋で詠めなくなった少女、木霊たちにも優しくて、目標を見定めてぐんぐん成長する桃花の何とも複雑な想いが、今後どう変わってゆくのかとても気になるところですが、そつのない晴明さんを認めつつも桃花との仲が気になって見守るご両親と同じような気持ちになりますね(苦笑)
2020/02/23
まるぼろ
さて今巻、東山花灯路の行事である狐の花嫁巡行にて花嫁役が耳鳴りを起こす事件が起こり、その代役として花嫁役を務める桃花の前に現れたのは晴明とも縁のある妖狐で…と言うお話です。陰陽術的な意味合いでも桃花が晴明の弟子となったと言うこともあるのか、桃花と晴明との互いの接し方や見方が変化しだしているのがとても良く読み取れて良かったな、と。また桃花が明確に芸大を目指す事を決めた事で、そちらがどう物語に関わってくるのか楽しみです。藤尾狐についてはお富士として新たな生が始まったばかりですが、幸せになって欲しいなとも。→
2020/07/03
活字スキー
【「分かった。この手の端末は個人情報のかたまりだから、迂闊に触ってはいけないのだな」「リテラシーとしては正しいです、晴明さん」】二年目の春を迎えて、成長しているのは桃花だけではないシリーズ六巻。現実世界ではこの冬は記録的な暖冬だった上に、今や猫も杓子もコロナで持ちきりだが、劇中の京都は例年通りの京都らしい季節の移ろいを迎えられているようだ。ゆっくりと関係を育む二人の物語は、今回も他者に寄り添い思いやる優しさに溢れていた。
2020/03/01
よっしー
今回は全体を通して「狐」がテーマとなった一冊でした。狐の嫁入り、素敵な行事ですね。コロナが落ち着いたら、一度は見てみたいなと思いました。さぞや、華やかなのでしょうね。桃花が将来を考え始めたのも良い傾向ですね。陰陽師として晴明様に弟子入りするのも1つの道ではありますが…流石に今の時代では難しいことばかりな気もするので。
2021/07/11
粋
屋敷神の場所お店の中だとどうするんだ!?神棚だと合わなさそうと思ったら、鳩時計だなんて素敵(笑)
2021/03/31
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