おとなりの晴明さん 第七集 ~陰陽師は水の神と歌う~ (メディアワークス文庫)
おとなりの晴明さん 第七集 ~陰陽師は水の神と歌う~ (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー
よっち
夏椿が咲き、川に蛍が遊ぶ京都の初夏。地下水脈の乱れを直すため、陰陽師・晴明さんは貴船の水神から課された試練を背負うことになる第七弾。九州から来た菅原道真公、伏見の稲荷神、そして晴明さんの身に宿った水神の分身・雫龍。意外と気さくだった道真公がまた印象的で、目指す進路も見えてきた桃花がようやく自覚した想いがどうなるのか気になるところですけど、そんな自分の状況を冷静に分析しているあたりは微笑ましいですね。しっとりとした優しい雰囲気は相変わらずで、そんな二人の繊細な師弟関係のその後をまた読んでみたいと思いました。
2020/10/30
まるぼろ
さて今巻、地下水脈の乱れを直す為に貴船の水神から課された課題を晴明は負う事になるが、その課題とは水神の分身である雫龍を育てる事であり…というお話です。今巻は晴明さんも一時不調に陥ったり、桃花も自身の晴明さんへの気持ちを自覚したりと精神的な面でちょっとした波乱に満ちたお話に感じられて面白かったです。桃花の気持ちの方はまだ一人相撲な面が多い感じがしたので今後それがどうなっていくか楽しみです。今巻の事を経て桃花も晴明さんの弟子としてまた成長して、今後どういう物語が展開されていくのか楽しみです。→
2020/12/17
活字スキー
【「時々、教えてな。桃花の出会った素敵なもの」「うん」】晴明さんと二度めの祇園祭。いいなぁ、この世界では今年も無事に山鉾巡行も行われたんだね。のんびり休暇中だったはずの晴明さんが京を守護する水神様からの試練を課されることとなり、桃花は自身の想いに気付かされる。もっとあたふたするかと思いきや意外と冷静に自己分析しちゃうのは、それもまた晴明さんが良師であるが故か。つくづく、優しい気持ちではんなりと末長く見守りたくなるシリーズ。
2020/09/16
よっしー
う~ん、巻を重ねる毎に桃花の「もっと出来る筈、私は凄い筈」という性格にイラッとする回数が増えてしまいました…。高校生だから?初恋を自覚したから? 京都のいろんな神社が登場し、からくさ図書館の面々が出てくるから読んでいるけれど…読むのが疲れてきてしまいました。とりあえず、既刊は頑張って読もうかな。
2021/07/22
リディア
登録漏れ。美術の道に進む為頑張る桃花が偉い!晴明さんへの恋心の自覚。いや〜この本での恋愛は期待してなかったんだけど…。桃花は相変わらず子供っぽいし。
2020/11/03
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