神様の御用人10 (メディアワークス文庫)
神様の御用人10 (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー
ひさか
2021年3月メディアワークス文庫刊。書下ろし。シリーズ10作目。最終巻にふさわしい充実した展開で、御用人ここに極まれりという心憎い、お仕舞いであります。
2021/05/09
タイ子
読了後、改めて眺める表紙に泣ける。前作で黒龍に飲まれた黄金の運命は?!まず、坂上田村麻呂の悲しい過去の物語。黄金が溶けていく…。あー、そんな!あまり詳しくは書けないけど、神様のオールキャスト登場。神様にだって出来ないことがある。だから御用人がいたわけだし。人と神は神代の昔から繋がっているんだなとしみじみ思う。「過去と今と未来は繋がっているから、過去を受け継いで未来に繋いでいく」全て繋がる完結編はお見事でした。色んな神様を知ったこの物語に出会えたことに感謝です。いつの日か番外編が楽しみ!
2021/03/29
五右衛門
読了。とうとう終わってしまいました。好きなシリーズでした。今巻で一応の区切りなのですね。人の子と神様の想いが見事に重なり辛い事の方が多いけれども先達たちの想いを未来へと繋いで行く。これからも神社の前などでは願い事も少しはお願いしますが感謝の気持ちを忘れずにいたいと想いました。又会いたいですよね。
2021/08/26
とろとろ
前巻からつづく「大建て替え」の危機。金龍と黒龍の秘密に荒脛巾神と田村麻呂の過去の話が重なって、深い後悔の全てを知った主人公が、黄金を取り戻すべく再び立ち上がる、ってか。日本全国を廻って最後に東北で完結つうのは見事ですな。主人公と天眼の娘の関係はちっとも進まなかったが、あとがきの後にあるショートストーリーで未来の日常が描写されて、その後の行く末にも触れ、また番外編も書きたいということなので、いろいろ盛りだくさんな続きが楽しみということかな。2013年の12月から始まった全10巻、たいへんお疲れ様でした。
2021/05/12
まさきち
黄金の行く末が気になって一気読み。そして今作でもあたたかい人と神の触れ合いを感じさせてもらい、とても気持ちの良い読後感をいただきました。これでシリーズが完結してしまうのが本当に残念で、是非々々新たな良彦と黄金の物語を楽しませてもらいたいと思わせてくれる一冊でした。
2021/03/28
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