セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部 (メディアワークス文庫)
セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部 (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー
よっち
稀代の名将と、絶対的エースの貴希に導かれ、全国の舞台に青の軌跡を描いた青森市条高校サッカー部。当時の部員たちそれぞれのその後を絡めて描かれる青春群像劇。冒頭でいきなり異世界転生モノ展開になったのには驚きましたが、不動のCBだった蜂屋を巡る恋模様だったり、親友同士で正GKの座を争う葛藤、報われない片想いを続けていた真樹那など貴重な体験を共有した部員たちの複雑で繊細な心境が描かれてゆく連作短編集で、後日談エピソードで分かったそれぞれのその後、そして最高のタッグと真樹那も巻き込まれた続編をまた読んでみたいです。
2021/08/22
Junichi Yamaguchi
『サッカーで一番大切なことは勝利することじゃない』… レッドスワン、スピンオフ的な。 人それぞれにドラマを持っている。そのドラマの一部を垣間見ることが出来て楽しめた。 欲を言えば、何人か足りないので違う形での再会を望む。。
2021/09/28
なみ
真樹那と貴希はお互いのことが好きだと、部員たちは思っていた。でも真樹那は、貴希が見ているのが自分ではないことを知っている。 どうしようもなく不毛な恋と、友情と、サッカーの話。 『二人きりの椅子取りゲーム』のラストがすごく好き。感情がぐちゃぐちゃになりました。 『勇気の戦場』も良かったです。伊織が格好良かったし、楓は相変わらずでした(笑) 『あなたは枯れない花だから』が最高でした。 少しだけ大人になった2人の関係が変わっていきます。そして"高槻さん"も出てきて……。 この先の未来の話が読みたすぎるのですが!
2021/07/23
栗山いなり
青森市条高校サッカー部、通称セレストブルーの選手達と一人のマネージャーを描いた青春群像劇。後日談エピソードがセレストブルーメンバーだけでなくレッドスワンメンバーの後日談でもあったのが個人的には好印象。ラストの締め方は色々と想像をかき立てられるというか続巻を出せそうだなって思わせるものだった
2021/08/22
naolog
短編集。レッドスワンと比べるとたしかにスピンオフ感。ひとつひとつの話はよくできてきて、よくぞまぁこんな小説・世界が描けるなぁと。なお、最初の「異世界サッカー革命」でおかしなところに行くので、ここで挫折してしまう人もいると思う。
2021/08/22
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