新装版 タイム・リープ〈上〉 あしたはきのう (メディアワークス文庫)
新装版 タイム・リープ〈上〉 あしたはきのう (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー
ちびbookworm
★4.ミステリ好きにもおすすめ。タイムリープ系小説の先駆け、黎明期の金字塔作品。◆女子高生の身の回りに起こる不思議な出来事を滅多に話したことのない男子校生と解決に導いていく物語。◆壮大なファンタジーが展開するなどの奥行きの広さはないが、非常にコンパクトに収まった良作。帯の米澤さんのいうように、「名作ミステリ」でもある。読み始めると、散りばめられたパスルピースの如く謎が散乱しているが、明晰な推理でピースとピースがつながり、パズルがピタッと完成されていく美しさに、思わず感嘆の声をあげたくなる。
2024/05/12
mariya926
新装版を出して大正解ですね。以前の絵より、親近感が湧きます。そして主人公を思い浮かべる時も表紙絵の主人公が浮かびます。表紙絵って大切なんだと、この本で感じました。しかも内容も読みやすいし面白いです。タイムトラベルですが、こんな面白い本が埋もれていたんだなぁて思いつつ読んでいます。犯人はものすごく分かりやすいですが、どんでん返しがあるのかなぁ?
2024/06/04
へくとぱすかる
時間SFの傑作。「ラベンダーの匂いをかぐ奴も、車に乗る奴も、猫が扉を探す奴も」とか(笑)、和彦が言及している作品にも負けない。はるかに複雑なのに、まだ前半といえ論理の破綻も見あたらず、構築のすごさがわかる。時かけ同様、時間SFにはヒロインがいなくちゃね。このような日常の細かい時間の中でのタイムリープこそおもしろいと思う。すぐそこにあるような気がするのに、1秒前の世界にさえ行けないのだから。さてヒロインの翔香は、自分の筆跡なのに記憶にない文章に導かれて、和彦に助けを求めるのだが、謎解きは下巻でのお楽しみ。
2023/12/26
サンゴ
オチを知っていても十分楽しめます。後半も読もう。
2022/10/27
モルク
新装版となり20年近くぶりに再読。感想は下巻にて。
2023/08/12
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