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クリスマス 山岸涼子全集 27 (あすかコミックス・スペシャル 1-27)

クリスマス 山岸涼子全集 27 (あすかコミックス・スペシャル 1-27)

クリスマス 山岸涼子全集 27 (あすかコミックス・スペシャル 1-27)

作家
山岸涼子
出版社
KADOKAWA
発売日
1987-11-05
ISBN
9784049230277
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クリスマス 山岸涼子全集 27 (あすかコミックス・スペシャル 1-27) / 感想・レビュー

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天の川

読友さんからカポーティ『クリスマスの思い出』を山岸凉子さんが翻案・コミカライズされていることを教えていただいて♪村上春樹訳の本では老女と少年は対等なバディ、山岸さんのスックは40歳代の内気で繊細な女性で少年の庇護者的。本にはないエピソード、元婚約者との夕食に同席を拒むさまはテネシー・ウィリアムス『ガラスの動物園』のローラを彷彿と。山岸さんの中で再構築された『クリスマス』はとても繊細で美しく、印象深い物語に昇華されていました♡他4編中3編はベクトルの違う怖い話。山岸さんの怖い話はいつも本当に怖い~(>_<)

2024/01/03

くまこ

『スピンクス』性的虐待を暗示した心象画は、山岸凉子が到達した最高点の一つ。1979年の作品ということを考慮すると、ストーリーが心的外傷からの解放と単純化されているのは仕方がないだろう。『クリスマス』一族の中で除け者扱いされ、ひっそりと寄り添うジョルジュとミス・スック。二人の交流が静かに描かれ、美しい風景の中に神様がいるのだとミス・スックが語る凧揚げのシーンが印象的。『亡き王女のためのパヴァーヌ』という曲を思い出した。

2013/05/17

fonfon

実家にもどうしてもみあたらないので、しかたなく買い直す。カポーティの「クリスマスの思い出」をサンプリングした表題作。ミススックのイメージは原作より遙かに品格がある。「神さま」のことを考えてしまうときに同時に思い浮かべるのは山岸さんの描くミス・スックだ。

2011/02/28

アルパカ

「クリスマス」年の離れた従姉であるミス・スックと今は青年になったジョルジュの回想から始まる物語にとても胸打たれて、少し泣きそうに。本当に純粋な人はこの世の中では生きづらい、とつくづく思う。

2019/03/19

緋色

山岸凉子デジタル化記念再読祭14冊め。5編の短編で、文庫版とのかぶりは3編。かぶっていない「ティンカー・ベル」「クリスマス」はなかなかいい感じ。特に「クリスマス」の雰囲気はけっこう好き。

2021/09/27

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