こだわっていこう (ジュニア文学館)
こだわっていこう (ジュニア文学館) / 感想・レビュー
杏子
そうまくんはこだわりの強い男の子。えるは、そうまくんの友だちだけど、あることがきっかけで、いっしょに遊べないことになってしまった。本当のことがなかなか言えなくて、うそをついてしまうえるの気持ちもわかる。女の子の友だちのかんなちゃんが間に入ってくれて……。あったかないい話だった。友だち同士のトラブルなど、考える材料にもなるかも。
2018/09/12
おはなし会 芽ぶっく
大人だってなかなか言い出せないことがあるけれど、でも最後には素直になれる分,子どもの方がエライ!掛け違ったボタンは最初からやり直せばいい、そんな簡単な事がなかなかできないものですよ。大人にも是非読んで欲しいです。
2018/12/22
ケ・セラ・セラ
「こだわりスイッチ」のある子どもはいます。けれども何かしらの理由があってのことで、その点を見ずに誤解される場面は多々あると思います。友だちのそうまくんとのトラブル、先生やお母さんの誤解に「そうじゃないんだ」と言えなかったぼく。子どもにとって親の言葉は絶対だからつらいよね。心の中が痛い痛い。「そうまくんは悪くないんだ」中学年からオススメしたい本です。
2018/08/01
ふう
ちがうのに否定できない、もどかしい気持ちは多くの人に覚えがあるものではないかと思います。特に子どもは、親に決めつけられると逃げ場がなくなってしまう…。えるくんの、それをそうまくんのせいにしたくなったりするところもリアル。それらを包み込むような結末に、ほっとあたたかな気持ちになる本でした。
2018/09/06
いよの缶詰め
ある出来事がきっかけで「あの子と遊ばない方がいい」と母に言われてしまう。僕の友達なのに。本当の事が言い出せない葛藤。言い出せないから、嘘を重ねる。私と同じだなぁと思う。これは道徳の取り扱ってもいいのでは?
2020/08/07
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