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少女怪談 (学研ホラーノベルズ 7 恐怖少女セレクション)

少女怪談 (学研ホラーノベルズ 7 恐怖少女セレクション)

少女怪談 (学研ホラーノベルズ 7 恐怖少女セレクション)

作家
生島 治郎
出版社
Gakken
発売日
1994-12-01
ISBN
9784054004443
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少女怪談 (学研ホラーノベルズ 7 恐怖少女セレクション) / 感想・レビュー

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karatte

大槻ケンヂ(筆名大槻ケンジ)の「なつみさん」のみ既読。大乱歩や夢野久作に親しんでいたとはいえ、明らかに他の作家陣とは異なる出自の異端作が、石原慎太郎らと同列に編まれているのは壮観ですらある。そんな石原慎太郎の「鱶女」が大槻の得意とする青春小説テイストなのも興味深い。というかこれが慎太郎テイストなのかな? どの作品も切り口は違えど少女を異界よりの使者、謎めいた存在として扱う中、ラストの大原まり子だけはちょっとした叙述トリックも盛り込んだ、思春期ミステリアスホラーとでも言うべき逸品に仕上がっている。

2020/12/05

花々

読みやすかった。石原さんの文章だけは、少しお堅い感じがしたけれど、私の知性が追いついていないだけかも知れません。いろんな不気味さ、怖さがあって面白かった。

2014/06/27

三毛猫座(みけ

ホラーは好きだが、分野としてくだけた雰囲気になりがちだと思う。けれどこの一冊は、文学色が強いと思う。グロテスクさもかなりで、好みな本。オーケンから石原慎太郎!瓜子姫のは何回読んでもゾッとする。

2018/09/24

四椛睡

図書館本。借りてから気付いたが、石原慎太郎と大槻ケンジの並びが凄い。この二人が並んでて良いのか?という奇妙な気持ちになる。作風も全然違って好い。『鱶女』は昭和の青春チックで、どことなく高橋留美子感がある(伝われ、この感覚!!)。『なつみさん』は完全にサイケで「夢野久作かな?」という強烈な印象。好きだ。 読後一番「たまらーん!」と興奮したのは、大原まり子の『憑依教室』。『鱶女』とは異なる青春ホラー、かつ叙述トリックもの!ラストの衝撃が素晴らしかったです。

2024/03/04

enaya

ホラーな本が好きなので、タイトルに惹かれて読みました。それぞれのお話で作者が違うので、少女をテーマとして描かれていること以外は全く違うテイストの作品を一気に読むことができて楽しかったです。内容はまさに、少女怪談。タイトルの通りでした。不気味な、人界を超越したお話は好きなのでどの作品も面白かったです。

2016/12/28

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