わが青春わが読書
わが青春わが読書 / 感想・レビュー
とまと
子ども部屋にあって題名に惹かれつつも分厚さと難しそうな雰囲気(実際はそうでもないと思うのだが)に圧倒されてほとんど読んだことがなかった本。目次を見ると知ってるけど作品を読んだことのない人の名がずらりと並んでいて、こういう本の目次は自分の読書を振り返るきっかけになる。ドスさんと幾つかの章のみ読む。筆者は愛読する作家の一人としてドスさんを挙げており彼は思想を書き、それに情熱を注いだと賛美する。しかし、『白痴』や『カラマーゾフの兄弟』を批判し、大審問官の論議は単に的外れだとし、それが得てきた評価に疑問を呈する。
2013/01/24
マッピー
コリン・ウィルソン。イギリスの小説家であり評論家だそうです。寡聞にしてまったく存じ上げなかった作家ですが、ものすごい読書家です。第1章のタイトルが「何冊あれば本は多すぎるか?」です。これだけでもうわくわくするじゃないですか。ちなみに自宅に本が2~3万冊の本があるそうで、本専用の物置が敷地内に3棟あるんですって。うらやましい。出版業界の中でも屈指の読書家である安原さんが一目置いている読書家ということで読んでみたけれど、読んでいる量がすごいだけではなく、読書という行為に対する愛着が規格外の人だと思いました。
2015/08/09
大森黃馨
今現在己の追求する本道から離れた軽い興味で読み始めたのに思考を大いに揺さぶられ動揺させられまた原稿用紙にして約一千枚という大ボリュームなのに恐ろしくさくさくと読み進められてしまった書意外にもコリン・ウィルソンの入門書に適してお勧めなのかもしれないただし書評作家論としてはあまり期待してはならぬそうするには著者の思想が強く出てい過ぎに思えるがこの位は世の標準なのだろうかと悩む
2022/04/11
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コリン・ウィルソンが自分の読書遍歴を振り返る本。様々な文学者や哲学者が、コリン・ウィルソン自らの思想から近いか否かによって評価されていく。他でも読むことが出来るいつものコリン・ウィルソン本といえばそれまでだが、労働者階級に生まれ高等教育も受けずほぼ独学で自らの思想を展開しようとするコリン・ウィルソンの姿勢は、当然その読書遍歴によっている部分が大きいはずなので、コリン・ウィルソンの若き日の成り上がってやるという意気が伝わってきて読んでいて楽しかった。
2014/03/06
looseroad_628
初コリン・ウィルソン本。洞察力の深い方だったのだなー。
2014/03/01
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