修羅の跫 (歴史群像新書 53-1)
修羅の跫 (歴史群像新書 53-1) / 感想・レビュー
とも
★★★☆作家の処女作『修羅の跫』の大幅改訂版ということで確かに相当荒削りではあるものの、今の作家を予想させるスケールのおおきな伝奇に仕上がっている。平安と呼ぶものの、平穏でも平和でもなく権謀術数や怨霊や魑魅魍魎が跋扈し野良死体は当たり前という時代。そのなかでもとりわけ伏魔殿の御所やその近辺でおこなわれる数々の殺戮。崇徳天皇、鳥羽上皇、白河法皇という親子曽祖父の関係とは。夜な夜な祈る圧倒的権勢を振るった白河が夜な夜な祈る目的は。その他にも阿修羅や魍魎 金毛九尾の狐、源平のいざこざなどもうもりだくさん。
2018/10/18
きっちょむ
富樫倫太郎の初期の作品。もっと話の広がった続きも、いつか読んでみたいですね。やっぱり時代劇は、楽しい!
2015/04/16
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