200CD 菊地成孔セレクション―ロックとフォークのない20世紀
200CD 菊地成孔セレクション―ロックとフォークのない20世紀 / 感想・レビュー
しゅん
10年ぶりに再読。ピアソラやステップス知ったのこの本からだったなぁ。今読んでもすげえ面白かったけど、男性中心感の強さには引っ掛かりを覚える。刊行から15年もたつと感じ方が全然違うなと認識。「ビター・ブラック・ミュージック」の枠でニーナ・シモン以外女性音楽家がいない(アレサ・フランクリンやベッシー・スミスが言及すらされない)のも違和感だし、ガイド選者も岡村詩野氏以外は男性。とはいえ、「ジャズ」枠からはマチズモとは別の男臭さが感じられてて、それはそれで面白かった。
2020/08/06
やいとや
対談パートは後に別の本で補完されるので措いておいて、矢張り読みどころはこのテの「ディスクガイド」には珍しい程のリストの有用性。これは「菊地成孔の二十世紀」と予めカッコが括られていて、そこに菊地では無い評者が寸評を入れる、という何層にもレイヤーされた構造が効いている為であろう。通常は選んだ人間が評まで入れるので、対象との距離が近過ぎ(或いは遠去け過ぎ)る事がよくある事だったりする。この本でフェラ・クティを聴き始めたんだよなぁ、と久々に再読してしみじみ。
2018/08/23
クローカ
ディスクガイド。200CDシリーズを読むのは『テクノ・エレクトロニカ』、『ロックンロール』に続いて3冊目なのですがまあ、やっぱ菊地成孔の本ですよね。それにしては実用性が高い(失礼)のが単著ではない所以か。菊地成孔という、僕とはまったく感性の違う、一方で一切不快感のない個人=偽史に大変楽しませていただきました。
2020/07/20
べっか
クラシックはほぼ現代音楽。モートン・フェルドマンをこの本で知って聴き始めた。
ビーフハート
久々に再読。もろもろ再確認と再発見。やはり面白い。聴きたいリスト再度作成。
2016/12/15
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