芸者と遊び: 日本的サロン文化の盛衰 (学研新書 4)
芸者と遊び: 日本的サロン文化の盛衰 (学研新書 4) / 感想・レビュー
qwel21
日本的サロン文化としての芸と色。こういう世界もあったんですね。
2009/05/12
ともたか
「雑魚寝はなまめかしけれ」。 芸者、日本的サロン。 楽しかっただろうか?
2013/07/23
海
ページ数のわりに谷崎潤一郎などの京都のエピソードにページを費やし過ぎのような気がする。吉原以外はだいたいどこの芸者さんも体を売ってた模様。なんかこう、冗長な感じのする文だった。結論を余計なもので先延ばしにしているような。
2011/07/04
こんがら童子
粋も意気も「のんびり」も皆無なこの世。遊び心もなければ人間関係にもブレーキの遊びのような遊びもない。客が芸者を育てた時代、粋な金の使い方を知っていた時代。そんな時代があったことすら知らされず、効率と成果と報酬にいかに還元されるかどうかの金の価値付けが横行する現代。この世は終り、と思いたいが、終わらせないためにはどうすればいいのか、とも同時に思う。
2010/04/17
たらら
遊郭と遊女、芸者と芸伎とは、こういうものと言おうとすればするほどこぼれ落ちたりすり抜けたりする余剰の部分が結局のところ「遊び」なのか。歴史というより盛衰としか捉えられない微妙なテーマ設定がやや苦しいところもある。吉井勇と谷崎潤一郎、長田幹彦の東男三人衆の京都流連荒亡エピソードがいい。「灯して合わせ鏡の春寒し」(多佳女)
2010/03/29
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