昭和三十年代の匂い (学研新書 30)
昭和三十年代の匂い (学研新書 30) / 感想・レビュー
つちのこ
1957年生まれの著者と同世代なので、ここで取り上げられているエピソードのほとんどがド・ストライク。当時の世相や風俗を思い起こさせる映画や歌謡曲、マンガや本など幅広い知識に裏打ちされたウンチクも楽しい。 貧しかったけど幸せだった昭和30年代、同じ時代を過ごしてきた少年として、うれしい一冊であった。(2009.12記)
2009/12/08
yyrn
作者は私より少し前の世代だし、関西と東北という違いはあるが、概ね似たような経験をしたと思う。イイ時代だったな。そんなことを言うと年寄り臭いが、でもホントにイイ時代だったんだから仕方がない。いまから見れば生活水準はだいぶ貧しかったが、それでも生活用品や食べ物が年々豊かになって、それが実感できて、きっと未来にはイイことが待っている!と何の疑いもなく信じられた時代。マンガやアニメがそうだった。そんな面白いイイ時代を経験させてもらったのだから、今が少々ツラくてもガマンしなくちゃな(特にツラくはありませんが)。
2015/08/21
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