仏教ではこう考える (学研新書 39)
仏教ではこう考える (学研新書 39) / 感想・レビュー
西澤 隆
釈さんはおじいさんに怒られたそうだけれど、理屈や機能で宗教について考えるアプローチはとても貴重に思う。仏教は我々が思う以上に、現実を現実として静かに見つめる智恵の体系。だけどだからといって現在の科学で説明ができないものをすべて否定することはなく、形を変えながら今そこにあるものをきちんと受け入れた上で考える多様性が織り込まれている。これだけ機能について語りながらも決めつけないで「一緒に考える起点にしよう」が徹底されているところに彼の中の厳しさを感じる。「儀礼」をどう考えるかも切り口がちがって発見があります。
2022/05/12
ち~
最近、法事に行く機会が増えたので読んでみました。なぜお坊さんが髪の毛を伸ばしているか?なぜ正座しないといけないか?といった軽いものから、生と死、お墓について等、重いテーマまで、ちょっと楽しめたり、考えさせられたりと興味深く読むことができました。海外を含めた他の宗教との比較もおもしろかった。
2013/09/18
Humbaba
世の中には多数の宗教がある.そのため,どの宗教が絶対的に正しいということはできない.そのため,できることは仏教という考え方はどのようなものであり,何を正解とするかを指し示すことだけである.それを聞いた上で,自分は何を信じるのか,どう考えていくかを決めていくことが大切になる.
2012/05/04
zen1ro
宗教の 見方がちょっと 変わったか?!
2011/11/14
kera1019
一般の質問に答える紙上問答編では心霊写真や占い、スピリチュアル・ブームなどにも否定から入らず仏教ではこう考えると砕けた解答をしてて読んでて気持ちいい。中道という考え方にも共感。
2013/01/09
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