実録 戦国の呪法
実録 戦国の呪法 / 感想・レビュー
紫暗
戦国武将が戦の際にどのような呪法を使っていたかという内容ではあるのですが、戦国武将とは言いつつも、ほぼ武田信玄と上杉謙信のといっていいかと思います。出典は「甲陽軍鑑」が非常に多かったので、信玄が好きという方にはかなり読みごたえがあるかと思います。呪法というと呪いのイメージが強いかもしれませんが、呪術というよりはおまじないの類や気象を読むといった地に足のついた話も多く、史実としてとらえることのできる内容でした。
2014/03/15
ゴジラ 芹沢
武士たちの神頼みの歴史というべき代物。 神頼みだけではなく山伏を使ったスパイあるいは忍者活動なども載っている
2021/07/20
紫
「弓矢は皆魔法にて候」軍事と呪術がまだ渾然一体、未分化のまま共存していた戦国時代の実情に日本オカルト研究の第一人者が迫る一冊。戦国の二大オカルト武将、武田信玄と上杉謙信の呪術合戦から始まって、摩利支天や八幡台菩薩を本尊とした加持祈祷、占筮、首実検や獄門の作法等々、戦国武将たちのマジカルな実態を詳述。戦国乱世の呪術的職業にも言及していますが、山伏はともかく、忍者となるとかなり外れてしまうような。実証研究の立場からは疑わしい話も多くて、全体に伝奇色の強いエピソード重視といった傾向なのであります。星5つ。
2019/05/08
ITAL
「弓矢は皆魔法にて候」にグッと来ました。
2010/11/30
sfこと古谷俊一
戦国時代の武士の呪術について詳しく。帯にも引かれてる「弓矢は皆魔法にて候」はステキ。出陣前の儀式などみてるとRPGで大量の支援魔法かけまくる姿をみるようです。
2010/09/22
感想・レビューをもっと見る