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瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る: 植樹による復興・防災の緊急提言 (学研新書 98)

瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る: 植樹による復興・防災の緊急提言 (学研新書 98)

瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る: 植樹による復興・防災の緊急提言 (学研新書 98)

作家
宮脇昭
出版社
学研プラス
発売日
2011-09-20
ISBN
9784054050914
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瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る: 植樹による復興・防災の緊急提言 (学研新書 98) / 感想・レビュー

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James Hayashi

瓦礫と化した三陸海岸。その復興のアイディアに有害物質を除いた瓦礫をうまく利用し、災害対策になり未来への街づくりにも役立つ際立ったプラン。海岸で印象深いマツは、マツのみの単植林では防潮、防災とは不適である。瓦礫を砕き土と混ぜ、瓦礫を土壌微生物が時間を掛け分解還元し緑の再生産として使われる方式が良いという。コンクリと比べ耐久性、維持管理費、見た目も良い。海外にも影響を与える植樹活動にも参加。都会の芝生公園など大火災に一溜まりもなく鎮守の森(タブノキを中心)の復活を提唱。この様な働きかけに行政は 続く→

2019/01/09

ミナコ@灯れ松明の火

ご本人よりサイン本を頂いて読ませて頂きました。常に変わらぬ熱さと一貫した主張に頭が下がる思いです。特に今回は準備期間半年で緊急出版にこぎつけたとのこと。ご高齢かつ超多忙のスケジュールの中での尽力は本当に見習うべきところ。その土地にずっと根付いてきた、その土地の気候や土に見合った森は震災でも生き残っているという事実はもっと世間に知らされるべき。エコだ森づくりだ~とどうせ植林をするのなら、本物の森がいい。日本全国どこに行っても同じ森、ではなく、訪れる場所によって表情が違う森に出会えるだろうことも、楽しいことだ

2011/11/13

Atsushi Nagata

タイトルに惹かれて購入したけど、肝心の瓦礫をどう集めて、どのように森に育てるのかというプロセスが大雑把なように思えた。その土地固有の樹種が最良という点には興味を持ったが、それ以外はなんだかなぁ・・・。なんか説教臭いようなところもあるし。ただ、林業や里山だとかに関心がある人には面白いかもしれない。

2011/11/28

tsu55

震災後いち早く出版された本書では、地中に穴を掘って、震災によって出た大量のがれきを土と混ぜたものを埋め、「マウンド」を作り、そこに土地本来の常緑広葉樹を植樹し、「森の防波堤」作ろうと提言している。 今回の震災ではコンクリートの巨大な堤防が津波によってものの見事に打ち砕かれ、また、松や杉などの樹木も簡単に押し流されてしまった。ところが、タブノキなどのその土地本来の直根性の樹木はおおかた流されずに残っているという。 津波の巨大なエネルギーを森の防波堤で粉砕するというのは、ユニークで面白い考えだと思う。

炊き込みごはん

潜在自然植生という考え方には感服する。しかし、著者の本物の森が津波に強いという主張は疑問だ。また、照葉樹を優れたもの、針葉樹を劣ったものと決めつけている。あとがきでもあるが、文中で重複が度々ある。重複を削ったらページ数は半分以下になるのではないだろうか。震災後、人々をある意味洗脳するために急いで書いたように感じられる。改訂版があるようなので、そちらでは科学的な証明がされ文章の推敲もされているだろう。読みたいと思う。

2014/06/27

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