日本の妖怪FILE (ムーSPECIAL)
日本の妖怪FILE (ムーSPECIAL) / 感想・レビュー
うーちゃん
コンビニ本。買うとき若干恥ずかしかった(笑)。暇つぶしにはもってこいで、特に京極作品好きにはたまらないんじゃないかな。姑獲鳥、鉄鼠、塗仏をはじめ、うわん、ぬっぺっぽう、芝右衛門狸などなど、「これは京極さんのこの作品に出てきたな」と思い出しながら読むと楽しい。百鬼夜行というだけあって、日本にはいろんなユニークな妖怪がいっぱいだわ。夏場は浴室掃除しっかりしましょう。妖怪垢舐めが出るかもしれないですよん(^O^)
2013/06/03
D4C
江戸時代に書かれた妖怪画をこれでもかというくらい見せてくれました(笑 中には、鬼太郎で馴染みのある妖怪もいれば、妖怪というよりエイリアン?というのもいたりで、解説含め読んで面白い妖怪本でした。意外だったのは、江戸時代の妖怪画に、一切の解説が無く、名前しか伝わっていないため、どのような妖怪だったのか不明というものが結構な数いた事。かつては口伝などで伝わっていたのだろうか?いずれにしろ、興味深いものでした。
2015/09/25
邑尾端子
ある民俗学者の先生(大学教授)が一見ライトなこの本を持ち歩いていて驚いた。安くて軽いコンビニ本の割には、フルカラーで江戸期の絵画資料が満載、内容も意外と充実していてお得感のある一冊。妖怪に対する解釈もそれほどオカルト的ではなく、柳田説をはじめとした民俗学的な見地や時代背景にも触れている。さらに観光案内まで付いていたりとか、この金額であることを考えるとヘタなハードカバー本買うよりもむしろ良いかも。なにより軽くて持ち歩きやすいのが便利
2014/07/14
峰山烽火
なぜかオールカラー。何が怖いって、浮世絵が妙に生々しくて怖い。某妖怪ヘヴィメタルバンドの曲名でよくわからない名詞のようなものはほとんど載っていた。集合的な妖怪たちのほかにも、清姫や安達ヶ原の鬼婆のような個人(?)もたくさん。しかしこの手のもの、つまるところ怪談には日本人らしいユーモアやアイロニーを感じる。妖怪は恐ろしいばかりではないのだ。
2014/09/02
ギカシギ
フルカラーで妖怪画を見られる妖怪図鑑。値段に合わない豪華さです。人に直接危害を加える妖怪より、人を怖がらせるのが主目的の妖怪の方が目立つ印象です。あの図体で「どうだ怖いか」とだけ言って、「怖くない!」と返されたらションボリして帰る海坊主が可愛い。
2017/12/10
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