失われた八咫烏の古史古伝「竹内文書」の謎 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
失われた八咫烏の古史古伝「竹内文書」の謎 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス) / 感想・レビュー
かおりんご
なぜこの本を読んだかというと、読まないといけないような状況が身の回りで起きまして、、、最近、第73代武内宿禰こと竹内先生を、ちょっとした関係で知りました。でも、なぜ竹内さんが『先生』と呼ばれているのかは、存じ上げていなかったのです。そして、ひょんなことから訪れた青森県のキリストの里で、『竹内文書』に遭遇。あれ?これはもしや、竹内先生が先生と言われる所以ではなかろうか?と。そこで本書を手に取ったわけですが、もちろんキリストが日本で本当に死んだのかという謎も気になるのですが、それよりも気になったのがヤタガラス
2018/10/29
なる
義務教育を受けた者なら当然『古事記』や『日本書記』を知らなくても『竹内文書』を習っているのは一般常識ですね。ええ。織田信長や坂本龍馬は知らなくても竹内巨麿のことは知っていて当然です。はい。超常現象関係の分野において韮澤潤一郎氏や山口敏太郎氏らと並ぶ重鎮とも評される御大・飛鳥昭雄氏が、齢七十ともなろう平成の末に「謎学」の気鋭・三神たける氏と共にこの『竹内文書』の謎へと切り込んで行くバイタリティあふれる本。なんと『竹内文書』には二つの系統があったのです!なんという衝撃。人類の歴史を震撼させる事実ですよこれは。
2020/09/07
キー
タイトルにあるように、今作では古史古伝と呼ばれる文書の一つ『竹内文書』を取り上げています。ですが、『竹内文書』について書かれているのは、全体の約三分の一程度。あとは、いつもの飛鳥論が繰り広げられます。まあ、平成時代最後の飛鳥昭雄古代論総まとめ、という感じでしょうか。平成の次の時代には、今まで隠されていた秘密が明らかにされる、という予言書的な作品でもありますので、すぐ近くに迫った新時代に何が起こるのだろうと、わくわくさせられます。そういうところがやはり、「サイエンス・エンターテイナー」なんでしょうね。
2018/10/24
幸猪
謎の多い渡来人や氏族間の権力争いなど時代の潮流に影響を受けながら、竹内文書とは神道の秘儀や天皇家の秘史を口伝として継承していった。又、記紀には記されなかった日本超古代史を語る偽書であるものの、現代にリンクする事柄・風習があり思わず納得出来てしまう面白さもある。調べれば調べるほど謎が深まり沼にはまっていく古史古伝の誘惑に、本書の考察が都市伝説レベルではない現実感を感じさせる。
2024/05/25
kinta
『飛騨王権』のキーワードから、ここまでたどり着いた。 古史古伝と呼ばれる文書の一つ『竹内文書』を読み解きつつも、世界各地にの古伝を繋げてみました、という印象。 結句、記紀以前の文書や言い伝えについては、全地球規模で考えなければ辻褄があわないことも多く、目から鱗的発見もあった。 著者の「サイエンス・エンターテイナー」の名が示すとおり、牽強付会な部分があっても読み物として非常に楽しく読んだ。 今の時代にはこういう余裕がないのだ、ということも改めて実感
2019/04/02
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