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感情は、すぐに脳をジャックする

感情は、すぐに脳をジャックする

感情は、すぐに脳をジャックする

作家
佐渡島庸平
石川善樹
羽賀翔一
出版社
学研プラス
発売日
2021-12-16
ISBN
9784054068438
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感情は、すぐに脳をジャックする / 感想・レビュー

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りょうみや

前半は感情のメタ認知について。ここで紹介されているブルチックの「感情の輪」はたしかに感情を認知するためのよいツール。後半は感情の各要素についての対談をそのまま掲載したもの。著者の一人は編集者で「作家やマンガ家、編集者とはあらゆる感情を味わい尽くす職業」とあり妙に納得した。自分も自身の隠れた感情、小さな波に気づき大事にしたい。瞑想(マインドフルネス)の副読本に適している。

2024/02/17

テツ

感情についての一般論的な考察と、ネガティブな感情、ポジティブな感情についてのお話。基本的にどんな場合でも、どんな事柄についてでも、理性的に判断したい。感情の赴くままに行動するとだいたい後悔するのだと、人は大人になる過程で学習していく。あと最近はSNSで目にした他人の感情に相乗りして、それが自分の内側から生まれたもののように勘違いし怒ったり悲しんだりする方々をよく見かけますね。他人の感情は自分とは全く関係がないという大前提を見逃して共感能力だけを尊ぶのは危険だと思うけどなあ。

2023/05/25

sheemer

2日で読了。脳が感情にも左右されるのだからタイトルには納得が行く。感情を細かく分けて知るためにプルチックの「感情の輪」を示し、その使い方を紹介するのも分かりやすい。そこまでが総論。さて各論になって実際の感情のケーススタディとなるはずの4章、5章の作者3人の鼎談が、まとまりのない、これといった根拠の提示もないおしゃべりのような感じが強く、前章までで知ったことを使って深掘りすることができなかった。感情をモジュラーなパーツのように使っていて、シナリオの設計のような感じで、長く続く感情の深い洞察はなさそうだった。

2024/01/25

kazuki

常に感情を抑えて表に出さないようにしてきた自分にとって新たな発見や気づきを与えてくれた貴重な1冊。ポジティブ感情であろうとネガティブ感情であろうと、優劣を付けずに認知・受容した上で自分の変容を考えるという言葉が刺さった。中盤からは3人の対話形式となっていて、その中で特に「恥ずかしさ」の章にとても共感。まさに自分は「人からどう見られているか」よりも「自分というものを見る」ことの方が恥ずかしい。自分が持つ色々な感情と向き合い仲良くなって、世界をもっと広げていきたい。

2022/09/06

三井剛一

感情について、探究し、向き合っていく一冊。 無意識なものを含めて、自分の感情を素直に受け入れる。感情を細かく知ることで、認知しやすくなる。出来事について、振り返ることは、あっても感情を振り返ることは無かった。感情が高まった部分を注目するのではなく、「波」として捉えるのは興味深い。 一つ一つの感情を深掘りしていくことで、自分がわかる。 「全ての感情に意味がある」感情への向き合い方が変わる。

2022/12/29

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