犬狼伝説: KERBEROS PANZER COP a Revision (上) (歴史群像コミックス)
犬狼伝説: KERBEROS PANZER COP a Revision (上) (歴史群像コミックス) / 感想・レビュー
G
再読。あの決定的な敗戦から××年。強引な経済政策からスラム化した首都に反政府運動が激化。これに対抗すべく生まれた、第三の治安機構「首都警」。中でも首都警に属する「特機隊」は反政府運動の沈下により、その意義を失いつつあった。これはそんな紅い目をした犬たちの物語。居場所を求めた犬。大空を疾る夢を見続ける犬。群れを存続させる為に、牙を剝く犬を捨てなければなければならない犬。対峙しなければならない犬の群れ同士。組織の中で様々な犬たちが狼の如く冷徹にならなければならない。悲哀に満ちた犬たちはどんな結末を迎えるのか。
2016/12/06
印度 洋一郎
かれこれバージョン違いで20年間読んできた。今回はデジタルリマスタリングという事で、キャラの表情やメカの質感がよりクリアになり、世界が深くなった感もある。何度も何度も、時間を置いて読むことによって、より深く感じるところがある作品なので、これからも気長につきあいたい。全編を流れる、冷徹さや虚無感は二十年経った今でも鮮烈だ。この巻で一番印象に残るキャラは室戸文明だったが、「主人を望まぬ犬?」という台詞はゾクっとしてしまう。
2011/10/15
えふのらん
首都警とセクトよもやま物語、四谷暴動からルフトハンザ事件まで。角川版を持っているから別にいいやーと思ってスルーしてたけど、手に取ってみて驚いた。アメコミのように同じコマの連続に説明(押井節)を加えたものに見えたものが、大判になることでよりクリアで動的に見えるようになっている。四谷暴動で赤旗の竿と警棒で殴り合うデモ隊と自治警、隊列を組んでの発炎筒の発射、広がる煙と鼻をつまんで逃げようとするデモ隊、ドイツ大使館占拠事件の落下するシャンデリア、ルフトハンザ事件で銃を向け合う特機と自治警等々の群衆や破片を描い
2015/07/25
リチャード
下巻が手に入ったので再読。巻末の資料に何度も目を通すことで、ようやく登場人物たちの思惑や世界設定が何となく分かってきた。
2014/04/07
リチャード
物語の深い部分はよく分からなかったけど、プロテクトギアの格好良さはちゃんと分かった。
2013/07/21
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