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北辰挽歌: 土方歳三海に戦う (学研M文庫 つ 2-1)

北辰挽歌: 土方歳三海に戦う (学研M文庫 つ 2-1)

北辰挽歌: 土方歳三海に戦う (学研M文庫 つ 2-1)

作家
辻真先
出版社
学研プラス
発売日
2004-01-01
ISBN
9784059002741
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北辰挽歌: 土方歳三海に戦う (学研M文庫 つ 2-1) / 感想・レビュー

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日高

宮古湾海戦がメインという非常に珍しい小説。副長が主役とはいえ物語の中心にいるのは創作キャラの仙之助。彼に関する謎は割と簡単に答えを予想できる。時々出てくる片仮名語がちょっと気になるけど文章自体は読みやすい。あっさり描かれがちな宮古湾海戦をじっくり堪能できるというだけでも買いな一冊。ただ表紙の土方さんが…。申し訳ないがどうも笑ってしまう。

2013/01/16

Vier

凄く読みやすい、流石は脚本家(ちょっと時代考証が微妙かもしれんが)。キーキャラはオリジナルの超美少年、稲葉仙之助。彼と土方、それと野村利三郎との関係がこの話の軸になっていて、しかも色々と謎が仕掛けられてたり。新撰組のこの時代を扱っている以上避けられないのだが切ない。「刀の時代は終わった、これからは銃の時代」という描写が今まで読んだ中では一番強烈に感じられたかも。死に場所を強く求めつつ、だがまだ死ねないという葛藤を続ける土方と、ここで死なせるわけにはいかないという隊士たちとの思いがまた泣ける。

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