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空海曼陀羅 (学研M文庫 ゆ 3-1)

空海曼陀羅 (学研M文庫 ゆ 3-1)

空海曼陀羅 (学研M文庫 ゆ 3-1)

作家
夢枕獏
出版社
学研プラス
発売日
2012-09-25
ISBN
9784059007845
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空海曼陀羅 (学研M文庫 ゆ 3-1) / 感想・レビュー

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うりぼう

このアンソロジー自体が、曼荼羅なのである。空海を俯瞰する正剛先生を中央に置き、85頁にある金剛界aの配置で、以下の作家を置く。9人を並べると南に菊池寛、北に荒俣宏の大御所。西に吉田さんの戯曲、東にジョージ秋山の漫画。対角線に真言の思想の藤巻一保と書の岡本光平。現在の宗教観の原型を空海にみる清水義範と変転とするミイラ信仰と空海を重ねる内藤正敏が配置。曼荼羅の完成。宇宙の人、奇跡の人、思想の大家、愛の沙門、全てを包摂する仏心、文字と呪の人、飛翔する書、生れに暗く死に冥し、即身成仏。獏さんは、中沢新一氏の宣伝。

2012/11/12

てっしー

巨星・空海を語るに相応しい知の巨人達によるアンソロジー。松岡正剛・荒俣宏・菊池寛・岡本光平・清水義範・ジョージ秋山etc…名前を見ているだけでワクワクするような賢人達の過去の作品から夢枕獏が編集。軽めのエッセイから本格的な論考・漫画・戯曲等、様々な方法で空海を語り尽くす!中には対立するような意見を含む論考も収められていて、それがかえって大師の深さを知るようで面白い。中でもやっぱり清水義範は凄い。本質をズバッと掴んでくっきり説明するねえ。全体の感想として、欲を言えば、短編小説も一編は入れてほしかったなあ。

2013/05/09

meow3

空海について各章ごとに様々な作家さんが書いた作品。彼について記すには真言密教の教義に触れない訳には行かず、結局一般人にはそれを理解し文章に表すなど到底不可能なわけで、作者の言う通りなんとも歯痒い。「生れ生れ生れ生れて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終わりに冥し」という空海の詩が何とも哀しく無常を感じ、ひどく心に残った。

2017/02/22

那由多不可思議

オムニバスと思いきや。マンダラか?

2012/11/15

だっぱら

空海について書かれた、様々なものの寄せ集め。書の視点から、ミイラの話、漫画まで多岐にわたる。空海と最澄のライバル話なんかをもっと知りたかったかなと思う。

2017/01/29

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