ホフマン物語 (KCスペシャル)
ホフマン物語 (KCスペシャル) / 感想・レビュー
カキ@persicape
読んだ人がいない!?まんだらけで作品群を発見。なんの変哲も無い単行本が2500円のもあり、改めてこの作家の希少価値を知る。この本は焼けがあるからか300円。ただ折りなく初版で買いだったとかなんでも鑑定団チックな気持ちに(^^;)短編3編。表題は元ネタがオペラ。くるみ割り人形とか砂男の作家だったのか。コマという枠を取り払った描き方でスケールが大きく読み応えがあった。作家独自の表現方法が古い漫画ほど多彩な気がする。トーンが当時あるかないかって大きい。幻想的で美しくどこか不気味でもあり印象的。大切にします。
2017/09/24
topo
ホフマンが命を賭け愛した三人の女性。幻想的かつ音楽的で舞台を観ているよう。美しい女性たちの傍らにいる謎の男がホフマンの熱く純粋な恋心に影を落とす。地上の愛を失った彼が得た愛は詩人ホフマンに取って至高の愛だった─。 原作もオペラも未見だけど是非とも触れくなる魅力溢れる作品。 砂男に悩まされた一方で砂男がいなければ詩人として作家として音楽家としてのホフマンは存在しなかったのでは。想像力の枠組を越えた幻想的な作品は産まれなかったのでは。って「砂男」読んでないから読もう。
2019/07/28
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