沈黙の艦隊 1 (モーニングKC)
沈黙の艦隊 1 (モーニングKC) / 感想・レビュー
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
かわぐちかいじ氏の作品は多数あるが、私にとってはこれがベストで、未だこれを超えた作品に出会っていない。国家とは何か、国防とは何かを考えさせられる話であるし、序盤の各国の潜水艦とのヒリヒリする戦闘シーンも見もの。潜水艦ものにハズレなしと言うが、面白い。五つ星ですね。★★★★★
流言
原子力潜水艦『やまと』。ソ連の名前が出たことにはびっくりしたが、30年近く前の作品だということがわかってもこの作品の持つ緊張感は色あせない。ソ連崩壊が遠い過去である今読んでさえこれなのだから、冷戦が肌で感じられるものであった当時としては恐ろしいほどの迫力と存在したかもしれない未来を描いた作品であったのだろう。空母を含むアメリカ艦隊を手玉にとる痛快さも魅力である一方で、アメリカに先んじて原子力潜水艦シーバットを鹵獲しにかかる政治家陣のしたたかさも気にかかる。海江田の目的がどこにあるのか、楽しみはとまらない。
2016/04/30
いおむ
既読済みです。
2019/03/01
瀬谷
緊迫した展開、見開きの迫力ある描写、骨太なストーリーで続きが気になる。描かれた当時とは世界情勢はだいぶ様変わりしているとは言え、国の正義と登場人物の信条のぶつかり合いが面白い。
2019/08/11
ウチケン
『空母いぶき』を読んでの再読。原潜・イージス艦(ジパング)・空母と艦種を変えつつ、時代と社会情勢が変わっても今尚そこにある状況は変わっていない。ソ連が中国に変わっても、日米安保が変わっても、色あせる事なく読ませる名作だと思う。連載当時は小説・映画の『レッドオクトーバーを追え』の話題性もあり、潜水艦映画の醍醐味をも漫画に持ち込んだエンターテイメント要素も読者を飽きさせない。陸自や空自モノにはない、やはり日本は海洋国家なんだな。
2015/10/18
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