逆光の頃 (モーニングKC)
逆光の頃 (モーニングKC) / 感想・レビュー
月をみるもの
「盆の国」を読んだら、無性に読み返したくなって本棚から引っ張りだしてきた。作者が「コップのフチ子」と同じ人と知って愕然。。。
2017/09/02
wang
昭和の懐かしさを感じる叙情的まんが。京都という時間が止まったような街で過ごす少年少女の青春。小学生の子供から高校受験の頃まで後半は同じ主人公の年代を追いかける。お祭りや夜の街や郊外など日本的風景の中で少年時代のドキドキやハラハラした感情を素直になりきれないけど少しずつ感じさせるある種の浪漫を感じる。人物の画などはあまりうまくないがスペースの使い方のセンスが光る。平成の世にこんな日本的情緒に富んだ作品を書ける人がいてくれたなんて素敵なことだ。
2014/11/13
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