38度線上の怪物 (手塚治虫漫画全集 43)
38度線上の怪物 (手塚治虫漫画全集 43) / 感想・レビュー
S.Mori
手塚先生の初期の作品が収められています。表題作は結核菌を擬人化しているところがユニークです。医学的な知識を持っていた手塚先生ならではの作品と言う気がしました。後期の劇画調の作品にくらべて、絵が可愛いです。眺めているだけで楽しい気持ちになります。「火星から来た男」が一番の好みでした。地球人の助けを借りようとして、目的を完全に果たせずに自分の星へ帰っていくハリールは、後の作品のペシミズムの萌芽のような気がしました。
2019/11/05
Chiyo Morimoto
表題、他4篇。38度線上の怪物がおもしろかったなぁ。手塚治虫さんブッダ読んで以来だ。おもしろい。
2015/05/17
松田望
あとがきで手塚氏いわく、この「漫画は三流半以下のくだらない作品」で、「これらの三流半以下のくだらないを収録するのはたいへん気がひけて、むしろ恥さらしになるのではないかと思いました。しかし全集であるからには、屑を承知で組みいれなければならず、」「現在の読者には、あきれかえって怒りだす人がいるにちがいないと思ってます。」確かに漫画の内容は支離滅裂でよくわからなかったが、この文章を見ることができただけでも読む価値あり!
2014/01/16
ばー
手塚らしい、医学ウンチク満載の話。
2008/08/24
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