タイガーブックス 7 (手塚治虫漫画全集 127)
タイガーブックス 7 (手塚治虫漫画全集 127) / 感想・レビュー
SAITO
「グロテスクへの招待」を読みたくなったので探していた本。海辺の村で出会ったネリという少女は、好きになったものを身体に取り込んでしまう奇妙な能力を持っていた。そんな話。
2012/12/15
こひた
「グロテスクへの招待」タイトルと、ヒロインは好きと思ったものをなんでも同化してしまう、という設定からは思いがけない美麗なエンド(彼女は主人公の次に好きな海と同化することで、世界を同時に共有する)。
2016/02/03
○○○ ○○
「グロテスクへの招待」がめちゃくちゃ素晴らしいし「ひとでの秘密」も面白いけど個人的には「四谷快談」、吾妻ひでおとか多分意識してんだろうお岩さんと震災孤児のおねショタっていうこの、お姉さんキャラに母親を思いっきり投影した上にそこにエロティックな描写を加えるっていう手塚のこの性癖、性癖はどうでもいいけど手塚のこの手のぬるいコメディは一周回って今の時代読むとちょうど良い感じだと思うんだよな
2015/06/20
FK
手塚のマンガには、彼が生きるその時時に流行していたモノや言葉・映画・音楽などが取り入れられているようだ。「グロテスクへの招待」(1981年作)なども何かもとになったものがあったのではないか。「いないいないばあ」は民話の座敷わらしであり、「四谷快談」はあのお岩さんの「四谷怪談」だろう。 あと今となっては荒唐無稽と思われるものもあるが、その掲載誌の年齢のレベルにもよるのだろう。
2014/07/25
松田望
巻頭「グロテスクの招待」はロバート・F・ヤングを彷彿とさせる視覚イメージ先行型・奇妙な味の短編。この短篇集は特に統一感なく雑多な作品が集まっている印象。
2014/03/08
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