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眠る盃

眠る盃

眠る盃

作家
向田邦子
出版社
講談社
発売日
1979-10-01
ISBN
9784061163812
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眠る盃 / 感想・レビュー

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かお

中学校の教科書に「字のない葉書」があり懐かしくなって読んだ。短いエッセイが幾つも連なりとても面白い。もっと前に読めばよかったと後悔した。「ツルチック」や「ライオン」など読者からの電話があり発展していくのが新鮮だった。今の時代作家と直に電話できる機会はそうないと思う。綺麗な日本語とユーモア溢れる表現は読んでいて暖かく感じる。『父の詫び状』も読みたい。

2013/02/12

Mariyudu

昭和の匂いにむせ返る。言葉遣い等もそうだけど、今こういうことを書いたら「炎上」必至だろうなぁと冷や汗モノな事柄も多い。それに、平成生まれの人には多少ビンボー臭く感じられるかも知れない。だのにこの、夜の夏草の匂いのように濃密な生命感と自由闊達さは何だ。昔は良かったとは思わないほうだけど、読後は今がどんだけ窮屈で閉塞した時代なのかと嘆息を禁じ得ない。ちなみにこの本、ツレアイの蔵書から拝借した'79年の初版本でつ。

2016/12/03

きみ子@本

とにかく素敵である。これを読もうと思ったきっかけはある教育テレビの番組で水羊羹の話がやっていたのがきっかけであったが、「水羊羹」はノートに全文書き写したいと思うほど好きである。他にも「父の風船」のどら焼きエピソードも良い。男性鑑賞法シリーズも好き、ツルチックの話も好き。飲みたくなる。また読みたいと思え随筆集です。

2012/07/19

Pompoco

字のない葉書 小さな子供を持つ親としていたたまれなくなる。

2015/11/19

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