モモちゃんとアカネちゃんの本(4)ちいさいアカネちゃん (児童文学創作シリーズ モモちゃんとアカネちゃんの本 4)
モモちゃんとアカネちゃんの本(4)ちいさいアカネちゃん (児童文学創作シリーズ モモちゃんとアカネちゃんの本 4)
- 作家
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1978-11-30
- ISBN
- 9784061192348
モモちゃんとアカネちゃんの本(4)ちいさいアカネちゃん (児童文学創作シリーズ モモちゃんとアカネちゃんの本 4) / 感想・レビュー
shikashika555
シリーズ3冊目。今までで一番含みのある内容ではないか。モモちゃんは優しいだけのお姉さんではなく、アカネちゃんも幼さ故の感情コントロールの不備や母とのコミュニケーション齟齬に悩み、泣く。 お母さんは離婚して仕事をしながらとても良く子供たちに向かい合って育てているが、子供から見れば ひどい言動もある。 子供向けのキレイなとこだけ書いたお話ではないのだ。 だからこそ読み継がれてるのかな。 「パパおおかみ」「赤いそり」は間一髪で危地を逃れる話。現実を写している。 振り返ることが出来るのは、生存できたからなのよね。
2022/08/30
ぶんこ
シリーズ4巻ですが私にとっては最後になりました。モモちゃんのお姉さんぶりがいかにもで面白い。押入れに入ったままのアカネちゃんを心配するところでホッとしました。私も妹だったので幼い頃の姉のことを思い出せたのも嬉しい。モモちゃんたちが姉妹で良かった。
2017/10/29
たまきら
オタマの大好きな本です。…そう、本なんですよ…。ついにかなり分厚い本を読みたがる5歳児になりました。誇らしいようなのど飴の消費量がこわいような…。私も好きでしたからねえ。
2017/01/25
ヒラP@ehon.gohon
モモちゃんとアカネちゃんの両親の離婚というシリアスな事実を抱えながら、姉妹の成長と母親との関わりはとても甘い世界です。 おとぎ話のような部分と、チクリとする現実感が、妙にいりくんだ物語です。 どうして離婚してしまったのか、判る日が来ると、新しい生活へのステップボードになるのでしょうか。
2020/07/09
寧々子
離婚の意味がわかるはずもなくパパを探すアカネちゃん、オオカミの姿になって会いに来るパパ。 でも、何だかちょっと言動が怖かった。「パパも誰かにあげちゃったの?」の台詞は衝撃的でした。 死に神も登場するので不吉な予感がしてしまいました。 猫好きとしては黒猫のプーが愛おしい♡ 淋しい気持ちをママに覚られないするモモちゃんも健気だったなぁ~ アカネちゃんの為に大活躍するのは赤ちゃん用の靴下のタッタちゃんとタアタちゃん♪ あんなお別れはちょっと可哀想だったと思う。
2018/01/21
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